どちらの売れ方が正解なのか?! V6と宇多田ヒカル【Chart insight of insight】

2019年1月26日 / 12:00

 今週のHot100は、相変わらず首位の米津玄師を筆頭に、あいみょんやDA PUMPといったロングセールス組が安定のチャートイン、とはいえ、ニューリリースの楽曲も見逃せない。

 初登場で一気に2位まで上昇したのが、V6の「Super Powers」だ(【表1】)。この曲は彼らの記念すべき50枚目のシングルであり、人気アニメ『ONE PIECE』の主題歌となっている。初週で8万7千枚を超える売り上げとなり、根強い人気ぶりを見せつけた。ダウンロードやストリーミング、動画再生数などは一切入っておらず、あくまでもCDの売上がメインというのは、さすがジャニーズといったところだろう。ツイッターやルックアップ(PCによるCD読取数)などのポイントも高いが、これもフィジカルの強さあってのことだと言える。

 一方、今週6位にチャートインしたのが、宇多田ヒカルの新曲「Face My Fears」だ(【表2】)。米国のスクリレックスと組んだサウンドや、ゲームソフトの主題歌といった話題性は非常に高いが、ベスト5までには至らなかった。

 では、宇多田はV6に敗れたのかというと、一概にそう言えないところがある。たしかに総合チャートでは2位と6位という差はあるが、ダウンロードやストリーミングのポイントが高く、ラジオでのオンエア回数も好調なだけに、一般的な認知度はさほど差はないかもしれない。その上、ワールドワイドで見ると、iTunesにおいては世界24カ国の総合アルバムチャートで1位となっている他、各国でダウンロードやストリーミングで上位に食い込んでいる。よって、世界規模で考えれば、圧倒的に宇多田の方がヒットしているのである。

 ドメスティックで着実に売るか、世界に大きく発信するか、それはアーティストごとに違うので、一概にどちらがいいとは言えない。ひとつ断言できるのは、多角的に考察しないと、ヒットの全貌が理解できない時代になっているということである。Text:風奏陽


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