【米ビルボード・ソング・チャート】アリアナ・グランデ6週目のNo.1、1963年リリースのクリスマス定番曲が初TOP10入り

2018年12月25日 / 17:00

 アリアナ・グランデの「サンキュー、ネクスト」が6週目の首位獲得を果たした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 2018年11月17日付チャートで初登場1位に輝いた「サンキュー、ネクスト」は、3週間キープした後トラヴィス・スコットの「シッコ・モード」(今週3位)に一旦その座を明け渡すも、ミュージック・ビデオのリリース効果で首位に返り咲き、12月15日付チャートから今週まで再び3週をキープ、通算6週目の首位獲得を果たした。

 ストリーミング・チャートでは、初登場から7週連続で1位を独占し、今週も4,350万視聴と高い数字をキープしている。週間8,640万回を記録し、エアプレイ・チャートでは5位をキープしているが、デジタル・ソング・セールス・チャートでは先週の2位から4位にダウンし(週間23,000ダウンロード)、総合ポイントも先週より7%ほど下がっている。

 一方、先週の総合ポイントから2%ほど増加したホールジーの「ウィズアウト・ミー」は、前週とほぼ横ばいの37,000ダウンロードを記録して、デジタル・ソング・セールス・チャートで5週目の1位獲得を果たし、エアプレイ・チャートでは4位をキープした(週間8,830万回)。ストリーミング・チャートでは3位から8位にランクダウンしているが、視聴回数自体は先週の3,220万回から3,190万回に、わずか1%ほどしか落ちていない。

 アリアナとホールジーのポイントは僅差で、次週はどちらがトップに立ってもおかしくない状況を迎えている。「ウィズアウト・ミー」が1位を略奪すれば、ホールジーは自身のシングルとして初の首位獲得ということになる(フィーチャリング・アーティストではザ・チェインスモーカーズの「クローサーfeat.ホールジー」がある)。

 下位から上昇している注目曲は、ポスト・マローン&スウェイ・リーの「サンフラワー」。同曲は、2018年12月14日に全米公開されたアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』のリード・トラックで、映画の公開と同日に発売されたサウンドトラックのリリース効果により、先週の7位から4位に3ランクアップし、最高位を更新した。同サントラ盤は、今週のアルバム・チャートで5位に初登場している。

 「サンフラワー」は週間3,410万視聴を記録し、<Streaming Gainer>を獲得してストリーミング・チャートで先週の13位から4位に大きく順位を上げた。デジタル・ソング・セールス・チャートでも6位から3位に最高位を更新し(週間28,000ダウンロード)、エアプレイ・チャートでも15位から14位に、ゆるやかではあるが上昇中。映画も先週末の興行ランキングで1位に初登場していて、今後もヒットが期待できそうな動きをみせている。

 先週6位に最高位を更新した、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」は7位にダウンしたが、週間3,470万視聴を記録してストリーミング・チャートでは6位から3位に上昇し、全体のポイントも先週より35%も増加している。マライアと同じく、過去にリリースされたクリスマス・ソングも続々とランクアップしていて、今週はアンディ・ウィリアムスの「モスト・ワンダフル・タイム・オブ・ザ・イヤー」も、先週の13位から10位に、TOP10入りを果たしている。

 「モスト・ワンダフル・タイム・オブ・ザ・イヤー」は、ホリデー・シーズンになると毎年街で流れるクリスマス・ソングの定番曲として親しまれてきたが、シングルとしてリリースされた曲ではなく、1963年にリリースされた『クリスマス・アルバム』に収録されたナンバーで、TOP10入りするのは意外にも今週のチャートが初。というのも、過去のチャート・ルールでは、クリスマス・ソングは“ホリデー・チャート”に分類され、Hot 100にランクインすることはできなかったからだ。ダウンロードやストリーミングがポイント化されるようになってからは、ホリデー・チャートのみに分類されることなく、Hot 100にもランクインできるようになっている。

 通算7曲目、1971年に最高9位をマークした「ある愛の詩」以来、およそ47年ぶりのTOP10入りを果たしたアンディ・ウィリアムス。前回TOP10入りしてからの期間としては、故ドビー・グレイが「ドリフト・アウェイ」で記録した1973年~2003年までの30年を超える、過去最長記録。初めてTOP10入りしたタイトルからの期間としては、「ロンリー・ストリート」(最高5位)が1959年10月12日付チャートに登場して以来、59年ぶりの快挙。この記録は、ポール・マッカートニーが「アナザー・デイ/オー・ウーマン、オー・ホワイ」(1971年/5位)から「フォー・ファイブ・セカンズ」(2015年/4位)で記録した44年を大きく上回る、過去最高記録。

 TOP10以下でも、ブレンダ・リーの「ロッキン・アラウンドザ・クリスマス・ツリー」が11位、バール・アイヴスの「ホリー・ジョリー・クリスマス」が12位、ボビー・ヘルムズの「ジングル・ベル・ロック」が13位、 ナット・キング・コールの「クリスマス・ソング」が17位にそれぞれ順位を上げ、TOP20にクリスマス・ソングが計6曲もランクインするホリデー・シーズンらしいチャート・アクションをみせた。次週の集計がクリスマス・ウィークのピークで、それ以降はこれらのタイトルがチャートから一気に姿を消す。

 今週のアルバム・チャートでNo.1デビューを果たしたコダック・ブラックの新作『Dying to Live』からは、10月にリリースした先行シングル「ZEZE feat.トラヴィス・スコット&オフセット」が先週の9位から8位に上昇した他、46位に上昇した「コーリング・マイ・スピリット」など計5曲がランクインを果たしている。

Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、12月28日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「サンキュー、ネクスト」アリアナ・グランデ
2位「ウィズアウト・ミー」ホールジー
3位「シッコ・モード」トラヴィス・スコット
4位「サンフラワー」ポスト・マローン&スウェイ・リー
5位「ハピアー」マシュメロ&バスティル
6位「ハイ・ホープス」パニック!アット・ザ・ディスコ
7位「恋人たちのクリスマス」マライア・キャリー
8位「ZEZE」コダック・ブラックfeat.オフセット&トラヴィス・スコット
9位「ドリップ・トゥー・ハード」リル・ベイビー&ガンナ
10位「モスト・ワンダフル・タイム・オブ・ザ・イヤー」アンディ・ウィリアムス


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