【深ヨミ】『オールドファッション』が好調なback numberのシングルセールスに共通する特徴とは?

2018年12月2日 / 14:00

 12月3日付“Billboard JAPAN Hot 100”で、back number 『オールドファッション』が、初週累計52,654枚を売り上げ、総合1位を獲得した。(集計期間2018年11月19日~2018年11月25日)

 『オールドファッション』は、前作『大不正解』から約3か月でリリースされた back numberの19作目となるシングルであり、テレビドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』 の主題歌に起用されている。また、初回限定盤、通常盤の初回プレス分には2019年全国アリーナツアーのチケット先行抽選受付シリアルナンバーが封入されている。前作からあまり間を空けずにリリースされた今作はback numberのシングルとしては過去最高の、5万枚を超える初週売上を記録した。彼らの作品の売上にはどのような傾向があるか、過去4作についてSoundScan Japanのセールスデータで調べてみた。

 各作品に共通して特徴的なのは売上累計がほぼ横ばいとなるまでの期間が長いことだが、その特徴は作を追うごとに顕著になっていることがわかる。グラフ(グラフ: http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/70327/2 )に発売から6か月間の累計販売数の推移を示す。『僕の名前を』(15作目)では発売後13週目辺りでカーブが緩やかになっているが、『ハッピーエンド』(16作目)ではそれが21週目辺りとなり、『瞬き』(17作目)は26週目になってもその兆しが見られない。『大不正解』(18作目)はまだ発売後14週目なのでグラフが途中で切れているが、まだまだ伸びそうだ。

 もう一つの特徴は推移が非常になめらかであることだ。どの作品も急激に増加したり停滞したりということが少ない。ここからは、何かをきっかけに多くの人が一斉に購入しているのではないことが読み取れる。デジタルでのリリースもあるシングルが発売から半年、一年と経過しても売れ続けることはとても興味深い。幅広い層に購入されているのであろうことが推測される。

 好調なスタートを切った『オールドファッション』が、過去作以上のロングセールスとなるか、今後の動向に注目したい。


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