【INTERVIEW:The Floor】お客さんと一緒に音楽をやりたい

2018年10月19日 / 17:00

G-NEXT POWER PUSH !   ササキハヤト(Vo)、ミヤシタヨウジ(Ba) (okmusic UP's)

コラボ企画『G-Next』の第8回目は札幌在住のギターロックバンド・The Floor。ドラマチックで壮大なナンバーに仕上がった1stシングル「革命を鳴らせ」の制作背景やライヴをすることの意味などを、ササキハヤト(Vo)とミヤシタヨウジ(Ba)に訊いた。
日本工学院専門学校×GYAO!×OKMusic Presents

【G-NEXT POWER PUSH ! #8_INTERVIEW:The Floor】
――メジャーデビューアルバム『ターミナル』のリリースから8カ月経ての今作となりますが、制作はいつ頃から始まったのですか?

ミヤシタ:シングルを出すにあたってずっと曲は作っていて。僕たちの主観からしたら“これでシングルが出せるんじゃないかな?”って思える曲はできたんですけど、メジャーデビュー以降関わってくださっているスタッフたちの客観的な意見もあって、試行錯誤を繰り返していたんです。『ターミナル』を出した時よりも、この「革命を鳴らせ」というシングルを出すにあたって、さらにステップアップする必要があったんです。殻を破るというか、そういう期間がありました。

ササキ:本腰を入れ始めたのが『ターミナル』を出したあとで。いろいろ悩んで殻を破っていこうっていう流れがあったよね。

――みなさんが思っている、その“殻”というのは?

ササキ:曲を作っても作っても今までの僕たちのままであってしまうというか。それが良い時もあるんですけど、今回は“もっとステップアップした自分たちを出したい!”って思ってて。その中で、ドラマチックで壮大なサビを作ってみようと。みんなでメロディー考えました。

ミヤシタ:手癖のようなものが無意識のうちに表れたりするんですよね。それをまずは取っ払って、新しいものを作ろうって。そこから始まりました.

――「革命を鳴らせ」はササキさんとコウタロウさんの共同作詞ということですが、どういった経緯があったのでしょうか?

ササキ:もともと“革命を鳴らせ”という言葉はあったんですけど、最初は僕とコウタロウが別々で並行して歌詞を書いていて。どちらの書いた歌詞にも良さもあったから、“ここから新しくして、もう1回ふたりで書こう”って、まっさらな状態からやり直したんですよ。コウタロウが“言葉はこういう感じにしてみたら?”“こういう例えにしてみたら?”って、僕の想いをさらにブラッシュアップしてくれて。主観的な僕と客観的なコウタロウがいることで、より聴いてる人に寄り添える歌詞に仕上がったんじゃないかなって思ってます。

――2曲目の「マジック」は歌詞だけを見ると大切な人へ向けたバラード調の曲なのかなと思いきや、とてもさわやかな曲調でギャップを感じました。

ササキ:ちょうど曲を書き始める時に仲違いをしてしまった友達がいて。そいつとは仲が良かったので、そいつのこと書きたいなと思って。それこそ悲しい別れの歌なんですけど、曲自体はすごく明るくて楽しい曲なので、そんな想いも笑い飛ばしてくれる曲だよなって。そう信じて、この歌詞を乗っけました。

――3曲目のタイトルの“FASHION”には言葉自体に多数意味がありますが、どんな意味を込めたのでしょうか?

ササキ:僕がイメージしたのは“流行”ですかね。好きになるものって、何かで見たりだとかのきっかけがあると思うんです。でも、そうしてはまることって“自分が流行の波に飲まれているだけなんじゃないか?”って。そうだとしても“自分の意志を持って好きと言えるようになりたい!”と思って書きました。だから、“自分を信じていこう!”っていう歌です。

――11月からはツアーも始まりますが、みなさんにとってライヴをする意味とは何でしょうか?

ミヤシタ:基本、音楽やライヴって自分のためにやってる部分があるのかなって。自分が楽しくなりたいからとか、自分のテンション上げたいからとか…もちろん好きだからというのも。そうやって思ってたんですけど、やっていくうちにお客さんの存在がどんどん大きくなっていって、一緒にやっている感じが強くなっているんです。ハヤトがよく言うんですけど、“一緒に笑い飛ばそう”とか“一緒に音楽やろう”とか。別にアクションじゃなくても、心の中でそうやって思ってくれていたらすごく嬉しいし、そういうライヴをしたいって最近はずっと思ってますね。

ササキ:お客さんと一緒に音楽をやりたくて。楽器を持ってなくても一緒に音楽をやってると思ってるし、音楽をやりたい。僕たちのライヴに来てくれたら、その一瞬だけでもいいし、煩わしいものをひとつでも笑い飛ばせるようになってくれたら嬉しいなって思います。

――そして、10月27日には私たちの通う日本工学院専門学校蒲田キャンパスの学園祭にも出演していただけるという。

ササキ:学祭って学生生活の中でも一番記憶に残ると思うし、一番大事な日だと思うんですよ。その日に僕らを呼んでもらっているので、学生さんみんなで作り上げてくれた大事な一日を素晴らしいものにしたいし、それこそ一緒に作り上げたいなと思っています。学生さんたちは今が一番前に進みたい時期じゃないですか。それを僕らの音楽で、少しでも背中を押せたらいいなって。よろしくお願いします!
撮影:村上大地/取材:林 なな、木村圭太

(日本工学院専門学校 蒲田校コンサート・イベント科)
シングル「革命を鳴らせ」
発売中

【初回限定盤】(CD+バウンスバンド)

VIZL-1437/¥1,800(税込)

【通常盤】(CD)

VICL-37433/¥1,000(税込)

<収録曲>

1.革命を鳴らせ

2.マジック

3.FASHION
【ライヴ情報】
『The Floor Presents 「fantastic!! Tour」』

11/11(日) 愛知・名古屋CLUB ROCK’N’ROLL

11/22(木) 北海道・札幌Sound lab mole

11/25(日) 大阪・心斎橋Music Club JANUS

12/20(木) 東京・新代田 FEVER

『第53回「かまた祭」 時の花〜gerbera〜』

10/27(土) 東京・日本工学院 蒲田キャンパス


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