ロングヒットになるのはどっち?! 売れ続けるback numberとMISIA【Chart insight of insight】

2018年9月17日 / 12:00

 米津玄師の「Lemon」が、30週連続ベスト10入りという驚異的なヒットの様相を呈している。ここまでのタームの楽曲は異例ではあるが、これまでも何度となくロングセールス楽曲は生まれており、長くチャートに残るほどヒット曲として認識されるのは当然のことだろう。そしてチャートを分析してみると、このロングヒットの可能性が高い楽曲がいくつか見られる。

 まずは、back numberの「大不正解」(【表1】)。この曲は映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の主題歌として8月22日にリリースされ、2週連続で3位を記録。3週目の今週は8位にランクインした。ストリーミングはないが、ダウンロードでは順調に推移して今週は3位、ルックアップ(PCによるCD読み取り数)も2位と好調だ。フィジカルのCD売り上げが少し落ち込んでいるのが気になるが、ラジオのオンエア回数や動画の再生数も横ばいなので、このまま長くチャートに残る可能性は高い。彼らは過去の「クリスマスソング」や「ハッピーエンド」などもロングヒットを記録したので、今回も同様の動きが予想されるのだ。

  また、今週10位のMISIA「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」も、ロングヒットの可能性を大いに秘めているといってもいいだろう(【表2】)。グラフを見るとわかるが、この曲は「大不正解」以上にきれいな横ばいの推移が見られる。リリース週のフィジカルのCDは20位とそれほど大きなアクションではなかったが、先行のダウンロードでは最高位が2位、今週も7位と健闘。少し遅れて始まったストリーミングもじわじわ上がり、今週は2位となっている。ルックアップやラジオのオンエア回数も安定しており、まだまだチャート上位に残る可能性が高い。また、ドラマ『義母と娘のブルース』の主題歌ということもあって、視聴率によってはさらに上位へのアップも期待できる。 

 いずれも、どの程度ヒットするかは未知数だが、長くチャートに残り続けるポテンシャルが十分にあることは確か。今後の動きに注目していただきたい。Text:風奏陽

 


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