【まとめレポ】ユニゾン、フレデリック、鶯谷フィルハーモニー、ホルモン、DAOKO、サカナクションら出演【SWEET LOVE SHOWER 2018】2日目

2018年9月3日 / 19:01

 8月31日から9月2日までの3日間、山梨県 山中湖交流プラザきららにて開催された【SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018】。“ラブシャ”の愛称で親しまれている本フェスが、今年もチケットは全日ソールドアウト、3日間合計で75,000人を動員する大盛況となった。スペースシャワーTVでは、9月29日、10月6日、10月13日に3週連続でこの模様を3時間ずつオンエアする、合計9時間の特別番組が予定されている。

 ビルボードジャパン編集部が担当したオフィシャル・レポートは、【SWEET LOVE SHOWER】公式Instagramおよび公式サイトにて公開中。ここでは、各日程のまとめレポートをお届けする。

<9/1(土)>
 2日目のモーニング・アクトを務めたのは、新世代ギターロック4ピース、MONO NO AWARE。「マンマミーヤ!」「東京」など全4曲の短いセットながら、異彩を放つ文学観で独自の詩世界を紡ぎ出した。一方のFOREST STAGEでは、大阪出身バンドBURNOUT SYNDROMESがオープニング・アクトで登場。躍動感溢れるサウンドを朝イチから鳴り響かせた。

 Mt. FUJI STAGEのトップバッターを務めたgo!go!vanillasは、目の覚めるようなギター・ストロークを合図に「SUMMER BREEZE」で夏らしくスタート。爽快なダンスチューンたっぷりのセットリストでオープニングを飾る。LAKESIDE STAGEでは、UNISON SQUARE GARDENが開幕の祝砲を打ち上げるべく、「君の瞳に恋してない」や「シャンデリアワルツ」でユニゾン流ハッピー・アンサンブルを奏でた。

 昼過ぎのLAKESIDE STAGEには、5年連続5回目の出演となるフレデリックが登場。最新EP『飄々とエモーション』の楽曲を中心に、「シンセンス」や「NEON PICNIC」のアーバン・ディスコティック・パートから、「KITAKU BEATS」や「リリリピート」のダンスチューン・パートまで、全曲キラー・チューンと言わんばかりのビビットな35分間となった。続くNICO Touches the Wallsも、若い楽曲をメインにセットリストを構成。フェスでは定番の「THE BUNGY」や「天地ガエシ」は、バイオリンを迎えてアイリッシュに味付けされていて、彼らの探究心が窺えた。

 『チュートリアルの徳ダネ福キタル♪』のVJも務めるチュートリアル 徳井義実率いる鶯谷フィルハーモニーが、ついにラブシャ初降臨。ボーカルの徳井が時に爽やか、時にエモーショナルに、抑えきれない欲望の数々を歌い上げた。そして昨年に引き続き、マキシマム ザ ホルモンはLAKESIDE STAGEに登場。「今日は友達が少ない」とダイスケはんの言葉通り、本日のラインアップでパンクアクトは彼らのみ。そんな存在感を濃いものとするべく、中盤は「What’s up, people?!」「「F」」「爪爪爪」「ぶっ生き返す!!」と苛烈なハードコア・ナンバーが続く。ラストは「恋のスペルマ」。多彩なボケ&ツッコミも含めて、爆速で駆け抜けるようなステージだった。

 陽が傾き始めた頃、FOREST STAGEに登場したDAOKOは、ディスコ・ファンクな「ステップアップLOVE」、ダンサーを両脇に従えた「ShibuyaK」、そして幻想的なムードで会場を包み込んだ「打上花火」と、表現の幅を広げ続けるポテンシャルの高さをアピール。同じ頃、LAKESIDE STAGEに登場したのは、4年ぶりの出演となるSuperfly。「Beautiful」を皮切りに誰もが知るヒットソングを次々と熱唱。「愛をこめて花束を」では、オーディエンスがAメロからサビまでシングアロング。老若男女から集める人気が感じられる一幕だった。

 JQがそのアンニュイな歌声を夜空に反芻させるように、「Everybody Knows」の緩やかな幕開けを迎えたNulbarichのステージ。「It’s Who We Are」や「NEW ERA」といった代表曲はじめ、夜の野外という絶好のチル空間にピッタリなグッド・ミュージックを届けていく。JQも思わず「ヤバい」と呟いた、エリアを埋め尽くす観客の同時ハンドワイプはたしかに壮観だった。

 夕暮れのMt. FUJI STAGEに登場したsumikaは、アップチューンな「ペルソナ・プロムナード」や新曲「ファンファーレ」、「Summer Vacation」など、様々なタイプの楽曲でオーディエンスを沸かせた。今年デビュー10周年を迎えたTHE BAWDIESは、冒頭「NO WAY」から「IT’S TOO LATE」「EMOTION POTION」とアクセル全開で会場をダンスフロアへ。”HOT DOG劇場”では笑いも取りながら、新曲「FEELIN’ FREE」など彼ら流のお祭りが続き、最後は「KEEP ON ROCKIN’」で痛快なエンディングを迎えた。

 すっかり日が落ちたLAKESIDE STAGE、2日目のトリを飾ったのは、昨年に引き続きサカナクションだ。「アイデンティティ」のイントロが始まると、フロアの温度は一瞬にして沸点に達する。幾重に重なるレーザー光線がさらに高揚感を増していき、「新宝島」「陽炎」で終演へ。有無を言わさぬ圧倒的なステージで、2日目を締めくくった。

◎公演情報
【SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018】
2018年8月31日(金)、9月1日(土)、9月2日(日)
山梨県 山中湖交流プラザ きらら

(C)SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018


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