【ビルボード】坂本真綾×FGOの強力タッグ曲がアニメ・チャート首位　Roseliaが続く

　8月6日付（集計期間：7/23～7/29）の“JAPAN Hot Animation”チャートは、スマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』（以下：FGO）第2部主題歌である坂本真綾の「逆光」が首位を獲得した。

　FGOの配信3周年を記念した様々な企画や先日開催された幕張メッセでのイベントも盛り上がりを見せている中、そのタイミングと合わせてリリースされた今回首位となった「逆光」は、FGO第1部の主題歌「色彩」を担当し、声優としても参加しているなどFGOとの関係が深い坂本真綾が、第2部『Fate/Grand Order -Cosmos in the Lostbelt-』の主題歌として、ゲーム制作サイドとの入念な打ち合わせを経て書き下ろした楽曲。同曲は、ダウンロードで1位、ルックアップで2位、セールスで3位、Twitterで6位と広い指標で高ポイントを獲得している。また、「逆光」と同じシングルに収録されているアーケードゲーム版『Fate/Grand Order Arcade』主題歌「空白」は10位、FGO第1部主題歌「色彩」のリアレンジバージョンは12位にチャート・イン。「空白」と「色彩」はセールスのポイントが反映されないものの、ダウンロード、Twitterの2指標でそれぞれ高いポイントを積み上げた。

　また、同チャート2位にチャート・インしたのはスマートフォン向けアプリゲーム『バンドリ！ ガールズバンドパーティ！』発のゲームオリジナルバンド、Roseliaによる「R」。セールスとルックアップで1位、Twitterで2位、ダウンロードで4位を獲得しており、ダウンロードのポイントで1位「逆光」に一歩及ばずだったが、こちらも全体的に幅広い指標のチャート・アクションがみられた。そして、Roseliaの地上波音楽番組初出演となったフジテレビ『2018 FNSうたの夏まつり』で披露された「魂のルフラン」のカバーが大きな話題となり、Twitterの指標のみで今週の同チャート19位に入っている。

　未だにエアプレイで他を引き離して1位を堅守する同チャート総合4位の山下達郎「ミライのテーマ」（映画『未来のミライ』OP）を抑えてTOP3にチャート・インしたのは、映画『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』主題歌に起用されているポルノグラフィティの「ブレス」。セールスで2位、エアプレイで3位と高ポイントを獲得しているが、次週以降はルックアップやダウンロードでチャートの順位をキープすることができるかがカギとなりそうだ。

　また、先週の17位から3ランクアップして14位にチャート・インした映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-』主題歌である菅田将暉の「ロングホープ・フィリア」。8月1日にリリース、8月3日に映画の公開が控えているため、セールスのポイントが反映される来週のアニメ・チャートでは一気に順位を上げる可能性が高く、各指標への波及に注目したい。

◎【JAPAN Hot Animation】トップ10
1位「逆光」坂本真綾
2位「R」Roselia
3位「ブレス」ポルノグラフィティ
4位「ミライのテーマ」山下達郎
5位「打上花火」DAOKO×米津玄師
6位「Heading to Over」OLDCODEX
7位「VORACITY」MYTH & ROID
8位「I Wanna Be…」SPYAIR
9位「咲くは浮世の君花火」閃光☆HANABI団
10位「空白」坂本真綾