真心ブラザーズ、シリーズイベント『マゴーソニック2018』開催

2018年6月10日 / 13:30

6月8日@日本青年館 photo by eri shibata (okmusic UP's)

真心ブラザーズがゲストを呼んで行うシリーズイベント『マゴーソニック』、2018年は6月1日と8日の2回、開催された。1週目はハナレグミを招いて日本橋三井ホールでアコースティックライブ対決、2週目は日本青年館でフラワーカンパニーズとバンド編成で対決。ハナレグミとの回は、それぞれのライブのあとに、YO-KING・桜井秀俊・ハナレグミの3人で「のり弁女」「サヨナラCOLOR」「祝福」「恋するフォーチュンクッキー」「サマーヌード」5曲を披露。レアなセッションで、満員のオーディエンスを歓喜させた。

そして2週目、改装前の2014年にも真心×フラカンで対バンイベント『日本中年館』を行ったことがある日本青年館。まず、いつものように『あまちゃん』のテーマをSEに登場したYO-KINGと桜井秀俊が、新しくなったこの会場のことや、先週のハナレグミとのセッション中に桜井のスチールギターが壊れてしまい演奏が中断したことをネタに、しばし前説トークをする。桜井「あれから3回、夢に出て来ました」、YO-KING「今日も桜井の機材が壊れることを、心より祈っております!」

ふたりの呼び込みで、フラワーカンパニーズが登場。ヘヴィで長尺な初期の名曲「夢の列車」でライブを始めるという挑戦的なセットリストで、鈴木圭介のハープと竹安堅一のアコースティック・ギターのイントロが鳴った瞬間に客席がどよめく。次は最新アルバムから「ピースフル」をプレイ、続くライブで定番の人気曲「はぐれ者賛歌」では、オーディエンス、「♪歌えー!」の大合唱。圭介、「もうちょっとー!」と、それをあおっていく。「4年前にもやったんですけど、その時すでに『中年館』でした。このまま真心と一緒に『青年館で中年館』を続けていけたらいいなと思います。でも、4年に一回のペースだと『中年館』と名乗れるのはあと2回ぐらい」という圭介のMCをはさんで、「深夜高速」以来のキラーチューン、「ハイエース」をじっくりと聴かせ、場内が静かな感動で包まれる。そして、圭介&グレートマエカワの、ややグダッとしたMCでその感動を平熱に戻してから、後半へ。「初めての人も覚えて! はい!」と「最後にゃなんとかなるだろう」でハンドクラップを求め、「サヨナラBABY」で日本青年館いっぱいの「♪ラーラーラーララーララー」のシンガロングが響き、終了した。

続く真心ブラザーズは、桜井のゆったりしたギターにYO-KINGのハープが重なっていき、「BABY BABY BABY」でスタート。続いてロックンロール色の強い2006年リリースのシングル「紺色」、と序盤からトップギアなステージ。最初のMCでYO-KING、フラカンに関して「90年代からずっと音楽をやって来た、言っちゃえば盟友っていうんですか?」とコメントし、「昔の青年館でも2マンでできたし、今の青年館でも2マンでできた。ありがたいことです」と言葉を続ける。サポートのベース岡部晴彦とドラム伊藤大地を紹介した桜井は、沖縄で彼とYO-KINGがドライブしていたら、YO-KINGじゃなくて彼がファンに声をかけられた──というエピソードを披露し、客席が笑いに包まれる。YO-KING、「3年に一回ぐらいそういうのあるんだ、俺。でもへこたれない!」中盤は1996年の『GREAT ADVENTURE』から「アーカイビズム」、ファーストアルバムから「きいてる奴らがバカだから」、最新アルバムから桜井ボーカルの「アイアンホース」。バンド対決であることを意識してか、岡部晴彦&伊藤大地の超絶プレイが前面に出た、ミクスチャー寄りな曲で攻める。「アイアンホース」でギターソロをキメたYO-KING、曲を終えて「いやあ、のっちゃったな。今までやった『アイアンホース』の演奏の中でいちばん速かった気がする。俺の指がなんでこんなに動くんだろう、本番強えなあって思いました」。そして「レコードのブツブツ」をずっしりと聴かせ、曲間なしで「人間はもう終わりだ!」と畳み掛け、最後はファンキーな「スピード2」で締めくくった。

アンコールは、両バンドがステージに勢揃い、しかしグレートマエカワだけが出て来ない……と思ったら、桜井の50歳を祝うサプライズケーキを押して登場(6月6日が誕生日)。拍手の中ロウソクの火を吹き消した桜井、ケーキが水色のストラトキャスターを模したものだったので、急遽そのギターに持ち替える。8人でフラカンの「元少年の歌」と真心の「ENDLESS SUMMER NUDE」をプレイ。歌い終えた圭介、「この曲、難しい! カラオケで歌ったことあります?」、グレート「何度か挑戦したけど無理だった」、桜井「何度も挑戦してくれてありがとうございます!」。そして、桜井が次の曲の説明。「僕からのリクエストなんです。グレートはDJでこの曲をかけて歌うのが定番だそうなんだけど、僕は観たことがないので。今日はレコードの代わりに生演奏で、グレート先生に大いに歌ってほしいと思って」──というわけで、曲は「勝手にシンドバッド」。ミスター小西はステージ前方に出てボンゴを叩き、グレートはワイヤレスのハンドマイクでステージの端から端まで走り回りながら熱唱。そのハイテンションっぷりにYO-KING、「90年代のグレートを思い出した。食べられちゃうんじゃないかって思うぐらいの、あの感じ」。ラストは、YO-KING×圭介×グレートマエカワのトリプル・ボーカルで「どか~ん」。全員で横一列で手をつないで笑顔で挨拶し、8人はステージを下りた。

なお、このイベントの模様は、6月30日(土)21:00から、BSスカパー!で放送されることが決まっている。

Text by 兵庫慎司

Photo by eri shibata
BSスカパー!『マゴーソニック 2018 バンド編 ~新青年館で再中年館~』
6月30日(土) 21:00~

チャンネル:BSスカパー!(BS241/プレミアムサービス 579)

番組HP:https://www.bs-sptv.com/program/4043/


音楽ニュースMUSIC NEWS

【NEW MUSIC】今週リリースされた注目の洋楽ソング25選(2/21付)

洋楽2020年2月21日

 ポップ、R&B、ヒップホップ、ロック、EDM、ジャズ……毎週数多くリリースされる新曲、カヴァー、リミックスなどの中から、注目の洋楽ソングを25曲ピックアップ。これからチャート賑わせそうな話題の1曲から玄人好みの味わい深さを持つナン … 続きを読む

ナイル・ホーラン、最新AL『ハートブレイク・ウェザー』のトラックリスト&国内盤購入者特典が解禁

洋楽2020年2月21日

 ワン・ダイレクションのナイル・ホーランが、2020年3月13日に発売する2ndソロ・アルバム『ハートブレイク・ウェザー』のトラックリストを、お天気キャスターに扮したコミカルな映像とともに公開した。また、ボーナス・トラック2曲を含む全16曲 … 続きを読む

シザ、“もう一生”インタビューや写真撮影はしないと投稿

洋楽2020年2月21日

 シザが、2020年2月19日にTwitterに連投し、メディア露出に対する不満と自身の不安神経症について率直に語った。  「もう一生、映像撮影、インタビューや写真撮影はしない、笑、(どうしてか)聞かないで」と彼女はまずツイートし、しばらく … 続きを読む

コレって恋ですか?、1stシングルを【コレフェス2020】で会場先行販売

J-POP2020年2月21日

 ライバーのコレコレがプロデュースする6人組アイドル・グループ、コレって恋ですか?が1stシングル『友達以上恋愛未満』をリリースする。2月22日に東京・Zepp DiverCity Tokyoで行われる【コレフェス2020】の会場限定で先行 … 続きを読む

ラナ・デル・レイ、欧州ツアーキャンセルを謝罪「体調の回復が必要」

洋楽2020年2月21日

 『ノーマン・ファッキング・ロックウェル!』のアルバム・ツアーのため、現地時間2月21日からヨーロッパを廻る予定だったラナ・デル・レイが体調不良による公演キャンセルを発表した。  18日に米ビルボード宛に届けられた声明でラナは「直前に皆さん … 続きを読む

アクセスランキング RANKING

page top