SOLEIL、14歳の少女が示す無限の可能性

2018年3月14日 / 18:00

G-NEXT POWER PUSH ! #1_INTERVIEW:SOLEIL (okmusic UP's)

映像配信サービス『GYAO!』がネクストブレークアーティストを紹介する「G-NEXT」が、この度、リニューアル! OKMusicならびに日本工学院専門学校との連携により、さらなる新人PUSH企画としてパワーアップしていく。そのリニューアル第一弾のパワープッシュアーティストは、60年代の懐かしさが漂うレトロポップの中で、14歳のそれいゆ(Vo)がキュートな青春を歌うSOLEIL。真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)やカジヒデキ、近田春夫など、名だたる作家陣が楽曲提供した、3月21日にリリースする1stアルバム『My Name is SOLEIL』について訊いた。
ーーそれいゆさんは以前、ガールズポップユニット“たんきゅんデモクラシー”として活動されていて、そこからどうしてサリー久保田さん、中森泰弘さんとバンドを組むようになったんですか?

それいゆ:おふたりとも、ちっちゃい頃から知ってたから(笑)。たんきゅんデモクラシーを卒業したあとに、お話をもらってバンドとして活動を始めました。

ーーもともとはどういう音楽が好きというか聴いてたんですか?

それいゆ:家でかかっているのを聴くくらいで、そんなに自分から“これ!”っていうのは特にはなくて…。

ーー最近よく聴いている曲、お気に入りはありますか?

それいゆ:フレネシさんをよく聴いています。

ーーSOLEILというバンドとして、プロデュースをされているサリー久保田さんの中で“こんなテーマでやりたい”という具体的なものは、どういったものだったのでしょうか? サウンドはもちろん、メイクや髪型、衣装など、60年代の雰囲気をイメージされていると思うのですが、先にコンセプトを決めて、それいゆさんのビジュアルを合わせていったのですか?

サリー久保田:いえ、一緒にやると決まってから曲は作りましたね。それいゆちゃんは年齢も若いし、かわいいいので、たぶんどんなジャンルであったとしても…例えばグランジであったりしても、“グランジ界にアイドル現れる!”みたいなことになるだろうし。でも、僕が好きな50年代後半から60年代くらいのビートルズ前夜くらいの、いわゆるアメリカンポップスがアイドルだった時代。日本で言うとオールディーズって言葉で片付けられちゃうんだけど…。それをやってみたいって以前からイメージしていて。意外と世間的に誰もやってなかったから。そこに、それいゆちゃんがすごくはまったんだよね。

ーー今回の『My Name is SOLEIL』というアルバムは、錚々たる作家陣の方々に楽曲提供をしていただいているのですが、レコーディングの中で何か印象に残っているエピソードはありますか?

それいゆ:近田春夫さんがレコーディング中にスタジオにいらっしゃって。“ここはこうだよ”って、いきなりジャジャジャ!ってピアノを弾かれて、帰っていかれたっていう(笑)。“それいゆは水森亜土みたいに歌って!”って(笑)、そう言われた時は水森さんの曲を聴いて、“こうすればいいのかな”とか考えて練習したり。

ーー今作の中で、お気に入りの曲はありますか?

それいゆ:1曲目の「魔法を信じる?」が好きです。

ーーこの曲はサリー久保田さんが作詞作曲をされてますね。

サリー久保田:最初はノリのいい感じで、元気に歌ってもらっていたんですけど、途中でなんかイメージが違うなと思って。ちょっとアンニュイな感じでってお願いたら今まで聴いたことないような歌になって、新しい発見でしたね。

ーー(笑)。もうすぐライヴを控えていると思うのですが、“お客さんの前で歌う”というのは楽しいですか?

それいゆ:みんなに観られてるから緊張はするんですけど、でも、歌ってるのは楽しいです。

ーーライヴ中は当然MCもしますよね。

それいゆ:しゃべるのが苦手で…。だから、必要最低限であんまりMCをしないんです(笑)。曲の紹介くらいで。

ーーライヴの中で挑戦してみたいことってあったりしますか? こんなパフォーマンスしてみたいとか。

それいゆ:ビブラフォンをやってみたいです。

ーービブラフォン! 学校では吹奏楽部の部長さんをやられているんですよね。じゃあ、ビブラフォンはもうお手のもの?

それいゆ:いやいや、練習しないと。吹奏楽部にはサックスがやりたくて入ったんですけど、希望者が多くてあみだくじでドラムになって(笑)。でも、今はドラムも楽しいです。

ーーそして、現在ライヴではグロッケンの演奏を披露されてますね。

それいゆ:はい。だから、ビブラフォンは今後の目標として(笑)。

ーーぜひ、楽しみにしています。では、今作の注目ポイントを教えてください。

サリー久保田:さっき言っていた、近田さんの曲(M5「姫林檎 GO GO!」)。これまではリズムを録ったものを、それいゆちゃんに渡して歌を入れていたんですけど、近田春夫さんの曲に関してはドラマーも入れて4人同時にリズム録りして、それいゆちゃんにも仮歌で歌ってもらったんです。その場に近田さんもいたんですけど(笑)。あと、まだバンドとして始めたばかりで、去年はシングルを出して、今回のアルバムは12曲、“こんな歌い方ができるんだ!?”っていういろんな発見やいろんな表情があるなって。

中森泰弘:それいゆと同じくらいの年齢の方に聴いてもらいたいですね。歌詞とか、みんなそれいゆくらいの年齢になったつもりで書いているので。昔を思い出しながら。それを聴いて、いろいろと感じ取ってほしいです。

ーーでは、最後にそれいゆさん、いかがですか?

それいゆ:曲によっていろいろな歌い方をしてみたので、変化を感じ取ってもらえたらいいなと。
photo by キセキミチコ

text by 林なな(日本工学院専門学校 蒲田校コンサートイベント科)
アルバム『My Name is SOLEIL』
2018年3月21日(水)発売

VICL-64973/¥2,315(税抜)

<収録曲>

1.魔法を信じる?/詞・曲:サリー久保田

2.恋するギター/詞・曲:真島昌利

3.青いインクのラブレター/詞:飯泉裕子 曲:新井俊也

4.ごめんね、テディベア/詞:飯泉裕子 曲:岡田ユミ

5.姫林檎 GO GO!/詞・曲:近田春夫

6.夢見るフルーツ/詞:イリア 曲:白根賢一& Nicky Bambino

7.MARINE I LOVE YOU/詞:飯泉裕子 曲:佐藤清喜

8.キャンディの欠片/詞・曲:陽当モナカ

9. Are you happy?/詞・曲:カジヒデキ

10.夏のウインク/詞:サリー久保田 曲:高浪慶太郎

11.さよなら14 才/詞:かせきさいだぁ 曲:中森泰弘

12.ソレイユのテーマ/曲:中森泰弘
【ライブ情報】
『Zher the ZOO YOYOGI 13th Anniversary

“My Name us SOLEIL release party!”』

3月25日(日) 東京・代々木 Zher the ZOO


音楽ニュースMUSIC NEWS

十束おとは【おとはすとアイドルを語る会】開催決定! 来場者とオススメアイドル楽曲を紹介し合うコーナーも

J-POP2024年4月20日

 2022年までアイドルグループ・フィロソフィーのダンスのメンバーとして活躍し、現在はゲーム中心に様々なエンタメに関わる仕事に勤しんでいる“おとはす”こと十束おとは。そんな彼女と音楽ライター・平賀哲雄によるトークイベント【おとはすとアイドル … 続きを読む

Ito(PEOPLE 1)×中島颯太(FANATSTICS)による初対談も FM802【REQUESTAGE】企画がスタート

J-POP2024年4月20日

 FM802が、春に大阪城ホールで開催している恒例ライブイベント【FM802 35th ANNIVERSARY“Be FUNKY!!”SPECIAL LIVE紀陽銀行 presents REQUESTAGE 2024】の特別企画が、同局にて … 続きを読む

【コーチェラ2024】キッド・カディ出演、ピンクパンサレスNY公演、最高齢で米ビルボードHot 100入り:今週の洋楽まとめニュース

洋楽2024年4月20日

 今週の洋楽まとめニュースは、【コーチェラ2024】に関する話題から。  キッド・カディが、【コーチェラ・バレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル】のウィークエンド2最終日となる、現地時間2024年4月21日の午後5時10分から … 続きを読む

FANTASTICS冠番組『FUN!FUN!FANTASTICS』第4弾が放送決定、番組連動舞台は全国6都市で

J-POP2024年4月19日

 FANTASTICSによる地上波冠番組『FUN!FUN!FANTASTICS』の第4弾が、2024年7月2日より放送スタートする。  FANTASTICSが本人役で登場し、ちょっと懐かしいカルチャーを豪華レジェンドゲストから学ぶ、芝居、笑 … 続きを読む

伊東健人、初となるワンマンライブ【Kent Ito 1st LIVE ~咲音~】公式レポート到着

J-POP2024年4月19日

 伊東健人が2024年4月14日にソロアーティストとして自身初となるワンマンライブ【Kent Ito 1st LIVE ~咲音~】(読み:さいん)を東京・豊洲PITで開催。同公演の公式レポートが到着した。  『ヒプノシスマイク-Divisi … 続きを読む

Willfriends

page top