【ラ・フォル・ジュルネ】2018年テーマは“モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ”丸の内・池袋エリアで開催

2018年2月16日 / 19:00

 毎年ゴールデンウィークに丸の内エリアを賑わせてきた音楽の祭典【ラ・フォル・ジュルネ】開催について、テーマや注目楽曲、またアーティストについての詳細が記者会見にて本日2月16日に発表された。

 今年は、東京国際フォーラムを中心とする丸の内エリアに加え、新たな試みとして池袋エリアでも3日間の同時開催となる。
東京芸術劇場はもちろん、池袋西口公園、南池袋公園など、屋外スペースを含む会場で、趣向に富んだ音楽の祭典が繰り広げられる予定。本日の会見も豊島区役所で行われ、冒頭には豊島区長からは整備の進んでいる公園スペースの説明などと共に「豊島区が、東京、日本、そして世界へ、素晴らしい音楽を発信する町として、一翼を担わせていただくチャンスを頂いた」と挨拶があり、この新たな取り組みへの期待をうかがわせた。

 アーティスティック・ディレクターであるルネ・マルタンが選んだ14回目のテーマは、“UN MONDE NOUVEAU― モンド・ヌーヴォー新しい世界へ”。物理的な意味では、いつの時代も多くの作曲家が様々な理由で母国を離れて外国に移り住んできたことに焦点を当てる。主に20世紀に、多くの作曲家達は、全体主義体制からの圧力で、生まれ故郷や住み慣れた土地に別れを告げることを余儀なくされてきた。ラフマニノフやプロコフィエフ、ストラヴィンスキー、バルトーク、シェーンベルク、アイスラーやリゲティらの名前が、ここでは取り上げられている。またあるいは、雇い主やパトロンの移住や外国での成功を夢見て移り住んだ作曲家も多く、ヘンデル、スカルラッティ、ドヴォルザークやアルベニスの名前が挙げられた。更に精神的な意味で、魂の深淵に新たな世界を求めた作曲家として、ベートーヴェンやシューベルトなどの名前も挙げられており、例年以上に多彩な作曲家と楽曲を、そのプログラムに見ることができそうだ。

 ルネ・マルタン一押しの注目アーティストとしては、LFJ初登場のヴァイオリニスト、アレーナ・バーエワ(コルンゴルトの協奏曲を演奏)、ナントでも話題をさらったわずか20歳の驚異のピアニスト、マリー=アンジュ・グッチ、エカテリンブルク・フィルハーモニー合唱団などの名前が挙げられた。また、クレズマー・クラリネットの第一人者Yomと弦楽四重奏のボーダレスな共演や、フォークシンガーのピアース・ファッチーニの声の魅力、中世の西洋と東洋を往き来するカンティクム・ノーブムのクロスオーバーな響き、アンサンブル・オディシエンヌによる中世の放浪の歌などが映像と共に紹介された。

 他、バーバラ・ヘンドリックスが歌うブルースや、ジャズ・ピアニスト、ポール・レイによるシネマ・コンサート「チャップリンの移民」、何本ものリコーダーを駆使して英国ルネサンス音楽を奏でる人気四重奏パリサンダーや、ロマ音楽に影響を受けたクラシック曲をヴァイオリンのヴィルトゥオーソ、シュポルツルがジプシーバンドと披露するバンドなどが紹介され、いずれも“クラシック”という一言には納まりきれない多彩さが示された。既に本家ナントの【ラ・フォル・ジュルネ】で行われた同テーマの音楽祭については、これまでのどのテーマよりも充実した、多彩な内容だったとの声も多く届いている。

 「今回プログラミングした全ての作品は、亡命や故郷、人間のルーツについて語る、心揺さぶる作品です。この【ラ・フォル・ジュルネ】の美しい冒険を皆様に準備して頂く為に、今回はスイスの小説家、エティエンヌ・バリリエさんに公式本の執筆をお願いしました」とルネ・マルタンが語った『「亡命」の音楽文化誌』は、音楽祭開催より一足前の3月16日にアルテスパブリッシングより発売される。有楽町線で多数のコンサート鑑賞をハシゴし、3日間を大いに味わいつくすべく、公式本で予習しつつ詳細の発表を待ちたい。

◎公演情報
【ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018
UN MONDE NOUVEAU― モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ】
2018年5月3日(木・祝)、4日(金・祝)、5日(土・祝)
丸の内エリア(東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町)
池袋エリア(東京芸術劇場・池袋西口公園、南池袋公園)
約400公演(うち有料公演 丸の内エリア125公演、池袋エリア53公演)
チケット:一般発売 2018年3月17日(土)開始予定

 


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