Rihwa、デビュー5周年記念ツアーが地元・札幌にてグランドフィナーレ!

2018年1月22日 / 13:00

1月21日(日)@札幌PENNY LANE24 (okmusic UP's)

2017年11月からスタートした、全国10都市を巡るRihwaのデビュー5周年記念全国ツアー『Hi! Five! Live! Tour』が、1月21日(日)に札幌PENNY LANE24で遂にグランドファイナルを迎え、地元・札幌で美声と圧巻のライブパフォーマンスでファンを魅了した。

この日の札幌は雪がちらつき気温は-8℃。極寒の中、PENNY LANE24には開場前からライブを心待ちにしていたファンが詰めかけ長蛇の列を作っていた。開場と同時に最前列からどんどん埋まっていくフロア。ステージ上は、まるでホームパーティーのように色とりどりのバルーンが装飾され、Rihwaらしいアットホームな演出に、詰めかけたファンも笑顔で見ている。開演時間を迎えるとRihwaのナレーションによるウエルカムメッセージが流れ、カントリーロックなインストと共に詰めかけたファンによる大きな手拍子に迎えられて、バンドメンバー、続いてRihwaがステージに登場。「今日は最後まで目一杯楽しみましょう!」という宣言から始まった1曲目はデビュー曲「CHANGE」。畳み掛けるように「Lovely Country」と続き、エンジン全開と言わんばかりのテンションにファンも大歓声で応える。

「皆さんのおかげで5周年を迎えることが出来ました。今日は私の今まで、そしてこれからをたくさん感じて頂きたいと思っています」というMCの後にはインディーズ時代の曲「My Way」、このツアーの為にアレンジされた爽やかな夏を思わせる「くじら」、そしてまさに今日の札幌にぴったりな「Snowing Day」とアップテンポな楽曲が続く。

本ツアーは2つのコンセプトを打ち出し、前半は“Welcome to Rihwa Cafe”というサブタイトルでアコースティックサウンドを、後半の“Get back from REALITY”ではバンドサウンドを披露してきたが、“Welcome to Rihwa Cafe”で魅せたサウンドを「皆さんにも是非味わってもらいたいと思ってRihwa Cafeコーナーを作りました!」と、ハイチェアに腰掛けたRihwaが代表曲の1つでもある「Last Love」を披露。ギターの飯塚直斗が奏でる切ないエレキサウンドとRihwaの伸びやかな歌声に胸が締め付けられ、最新シングルに収録の「羽」では心まで包み込まれるような柔らかい歌声を魅せつけた。「これまでの5年という中で、たくさんの出会いがありました。その中でも次に歌う曲は私に一番多くの出会いをくれた楽曲です」と語り、続いて代表曲「春風」を披露。やさしいピアノイントロに乗せ、ギターを爪弾くRihwaの歌声はさらに伸びやかさを増していく。オレンジ色の光に照らされ、力強い歌声を聴かせた「フレ!」は、今Rihwaが持つ全てのパワーで背中をグッと押してもらえたような、そんな印象を受ける。「新しいことにもどんどん挑戦していきたい。今日は新曲を歌います!」と、元気な声が放たれるとフロアからは歓喜の声が溢れる。未発表の新曲「Swing Swing♪」は、明るく跳ねるようなリズムとベースライン、印象的なギターカッティングが絡まり合い、Rihwaの踊るようなハイトーンヴォイスが気持ちよく刺さる。「Having a Good Time」「カラフル」と続き、会場は思い思いにRihwaサウンドを楽しみ、熱を帯びていく。

地元・札幌をネタに繰り広げたご当地ソングコーナーでは、地元ならではのローカルネタを随所に入れ込み、会場は爆笑!そして、コール&シンギングで客席の歌声がMAXになると、カントリーロックのアップナンバー「THE GATE」がスタート! バンドメンバーのクールなソロプレイの後はRihwaによるカズーの披露も。「シュークリーム」「Tell Me What You Want」とステージ・フロアのボルテージは一気に高まる。息をつかせないほどの盛り上がりが静まったかと思うと、印象的なギターのリフ、重厚なベース・ドラムのイントロで始まる「モンスターのかくれんぼ」で、激しいロックサウンドにフロアから大きな手拍子・歓声が巻き起こりボルテージはMAXヘ。「いろんな情報が溢れている今、何を信じていいか分からなくなっちゃう時もあるけど、今日みんなが集まってくれたという事実は変わらなくて、信じられるもので、一緒に感じれたリアルは私の宝物です。これから6年目を歩んでいくとき、今日のこの風景を絶対思い出すし、皆さんが私のこれからのミチシルベです」と語った本編ラストは、2017年9月にリリースした映画『ユリゴコロ』主題歌の「ミチシルベ」。静まり返った会場に響く荘厳なピアノ、語るように一言一言を大事に紡ぐRihwaの歌声がフロアを包み込んでいた。クライマックスに差し掛かり力強さを増していくその歌声に、心を鷲掴みにされたかのようなそのステージングから目が離せない。緊張を解くようなやさしいピアノのアウトロが流れると、弾けたように熱い拍手が巻き起こった。

鳴り止まない拍手に後押しされ、笑顔のRihwaがステージに再登場。「私の音楽のルーツは留学先でたくさん聴いてきたカントリーミュージックにあります」と、故郷・北海道を想い制作された未発表曲「Primary」を披露。軽快なカントリーサウンドが似合う、少しノスタルジックな楽曲だ。さらには「今、この瞬間私が一番思っていることをこの曲に込めます」と言って5年間のたくさんの出会いに感謝を表した「ありがとう、出会ってくれて」を披露した。惜しみない温かい拍手に包まれて、Rihwaとバンドメンバーによるオールラインナップはステージ、フロアどちらも最高の笑顔が並んでいた。10都市に渡る全国ツアーがグランドフィナーレを迎え、次のステップに向け最高のスタートを切ったRihwa。これから届けられる新しい楽曲やライブがさらに楽しみになる、そんな一夜となった。
【セットリスト】

1.CHANGE

2.Lovely Country

3.My Way

4.くじら

5.Snowing Day

6.Last Love

7.羽

8.春風

9.フレ!

10.Swing Swing♪

11.Having a Good Time

12.カラフル

13.THE GATE

14.シュークリーム

15.Tell Me What You Want

16.モンスターのかくれんぼ

17.ミチシルベ

<ENCORE>

En1.Primary

En2.ありがとう、出会ってくれて


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