スゴイ人はやっぱりスゴイ!今も変わらずそう感じさせる5組

2017年10月23日 / 18:00

ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲 (okmusic UP's)

“クロマニヨンズってブルーハーツのパクリじゃね!?”とか、ニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」が場内BGMで流れると“あ、マンウィズ(MAN WITH A MISSION)だ!”とか、フェスやライヴハウスに行くとそんな耳を疑う声に意外と出会います。でも、自分が若かったらオリジナル事情は分からないと思うし、同じような勘違いをしていたこともあるので、今回はレジェンドの現在、ふたつ目以降のキャリアなどに注目して書いてみました。名前がどう変われど、スゴイ人はやっぱりスゴイ!
1.「どん底」(’17) /ザ・クロマニヨンズ

ちょっと前のこと。深夜にテレビをパチッと付けたら、クロマニヨンズが元気に「どん底」を演奏していました。《どん底だから あがるだけ》って日本の政治もそうだなぁ、なんて。ご存知、甲本ヒロト(Vo)と真島昌利(Gu)が織りなすシンプルな言葉にメロディー、そして力強いビートが背中を押すロックンロールは、ブルーハーツ〜ハイロウズを経て今なお瑞々しいままで、いつも時代にリンクしたメッセージを届けてくれています! 小林勝(Ba)と桐田勝治(Dr)をヴィジュアル系のシーンで知った場合(※小林はSADS、桐田はGargoyle)、バンドの成り立ちがより面白く思えたりも。

https://www.youtube.com/watch?v=YsI9OJXNEEY2.「Silver tongue」(’11)/GHEEE

近藤智洋(Vo&Gu/ex.PEALOUT)、深沼元昭(Vo&Gu/PLAGUES、Mellowhead)、Hisayo(Ba/tokyo pinsalocks、a flood of circle)、YANA(Dr/ZEPPET STORE、vez)によっていわゆる“新生スーパーバンド”的に結成されたGHEEE(ギー)も、気付けば今年で10周年。メンバーそれぞれに掛け持ちをしながらとはいえ、その活動はタフに続き、11月にはアニバーサリーを祝う5thアルバム『CINQ』をリリースします。近藤&深沼の切れ味鋭いツインヴォーカルはもちろん、タイトなリズム、英詞やスピード感の光るナンバーがとにかく他にないカッコ良さ、グルーヴなので、もっともっと聴かれてほしい!

https://www.youtube.com/watch?v=6KJVGHZr98k3.「Nightless City」(’15) /THE PREDATORS

2005年結成の、こちらもスーパーバンド。山中さわお(Vo&Gu/the pillows)、JIRO(Ba/GLAY)、ナカヤマシンペイ(Dr/ストレイテナー)で始動し、異色の3ピースが話題を呼びました。当初はニルヴァーナのようなオルタナサウンドがメイン。ナカヤマが“今はテナーに専念したい”との理由で円満脱退、高橋宏貴(Dr/Scars Borough、ELLEGARDEN)にバトンタッチして少し経つと、ラモーンズのパンクテイストも目立ってきています。曲作りにしろベースプレイにしろ、JIROのセンスが新鮮に感じられるはず! 2018年1月には、全国ツアーと限定シングルのリリースも決定です。アクティブ。

https://www.youtube.com/watch?v=PIzbvVue8dY4.「à la mode」(’17)/TWEEDEES

TWEEDEES(トゥイーディーズ)は、ソロシンガーや女優として知られる清浦夏実(Vo)と、CymbalsやFROGで活動してきた沖井礼二(Ba)が、2015年に組んだバンド。最近では、NHK Eテレで放送のアニメ『おじゃる丸』のエンディングテーマ「プリン賛歌」を担当したり、清浦がNHK連続テレビ小説『わろてんか』で歌唱参加したりと、じわじわ注目を集めています。そして、3rdフルアルバムの制作も着々と進んでいるとか!? 抜けるようなヴォーカル、躍動するベースライン(リッケンバッカー)、ポップス〜ロックの王道を貫くさわやかな楽曲に、ぜひ触れてみてください!

https://www.youtube.com/watch?v=CT7Pa3S5WQ85.「抱きしめたい」(’17) /The Birthday

ラストは元ミッシェル・ガン・エレファントのふたり=チバユウスケ(Vo&Gu)とクハラカズユキ(Dr)が現在もパワフルにロックンロールを鳴らすバンド、The Birthday。元てるる…のヒライハルキ(Ba)を含め、2006年に結成、2011年には元My Little Loverのフジイケンジ(Gu)が加入し、精力的な活動を続けています。今年5月に9thアルバム『NOMAD』をリリース。この「抱きしめたい」然り、最近は胸にどっしり響く楽曲がますます増え、深いやさしさを感じさせるというか。そうした喜びを聴き手に抱かせるあたりが、さすがだなあとあらためて思うのです。痺れる!

https://www.youtube.com/watch?v=vEmRik-tQBYTEXT:田山雄士


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