Chelsy 渋谷QUATTROワンマン超満員大団円! 3人の個性によるシナジー効果で圧倒的“多幸感”

2017年7月5日 / 19:55

 5月24日にミニアルバム『WILL BE FINE TOMORROW』をリリースしたガールズロックバンド Chelsy。7月2日 SHIBUYA CLUB QUATTROにて、今作を引っさげたツアー【Chelsy LIVE 2017~ちぇる子とちぇる男のカーニバルはじめちゃうんだツアー~】のファイナル公演を開催した。

 Honey Bee Recordsの最前線に立つChelsyの過去最大規模会場でのワンマンライブということもあり、後輩アーティストたちも応援に駆けつけた。現在、TOKYO MXで放送中の番組『真夜中のみつばち少女』の収録で、NANA(Lily’s Blow)とRucaがLIVE密着をしていたのだが、リハーサルから既にテンションマックスのNANAの踊りやコールをかける姿に、緊張した面持ちだったメンバーからは笑顔がこぼれる。事務所一丸となって“最高の一日を作ろう”と奮起する様子が伺えた。

 MIO(vo)の舞台への出演、AMI(dr)のソロ楽曲「おかあさん」のリリース、SHIZUKA(b)のグラビアへの挑戦などの個々の活動に加え、キュートなダンスを取り入れた楽曲「Restart」の“いい恋ダンス”動画の人気など、多岐に渡る活動を行ってきた彼女たち。その全てのポテンシャルをステージで魅せる様は、単なるガールズバンドとして括るのは隠しようも無く難しく、もはやジャンルやバンド形態の壁を超えた“新たなアーティストの形”を感じさせてくれた一日となった。

 多くのちぇる子とちぇる男が待ちわびていた本イベント。“カーニバル”らしく始まったお祭り騒ぎのオープニングセッションでは、「カーニバル!!」の大きな掛け声と共にテンションを上げていく。Kiteのイントロが鳴り響き、MIOの「みなさん準備はよろしいですか!」の一言で会場の空気は一気に爆発。振り切れんばかりのテンションでステージから光を放つChelsyに、観客も負けじと手を上げそれに応えていく。

 壮大なバラードからバキバキのロックまで振り幅は底知れず、王道で極上なJ-POPを、ロックなベース、キュートながらもタイトなドラム、艶のある可憐なボーカルでChelsy色に昇華。この良質な楽曲群は、アコースティックセクションでも色褪せること無く輝く。日替わりカバーで披露された「真夏の果実」も、Chelsyの楽曲かと錯覚するほどの完成度で魅了してくれた。

 節目のワンマンライブでおなじみの映像コーナーでは、「Restart」の振り付け講座ムービーが上映された。ライブで見せてくれた姿とは一変、メンバーの素も伺えるコミカルな映像に、観客は満面の笑みでダンスを練習していた。ラストのシーンでメンバーが画面外にはけていくと、同衣装に着替えたメンバーがステージに登場する。粋な演出に、会場は和やかな空気に包まれた。

 その後披露された「Restart」では、MV(https://youtu.be/qP_P6GTWtJI)にも登場しているHoney Bee Records後輩アーティスト達がダンサーとして勢揃い。観客も含め会場全体が“いい恋ダンス”を踊る様は圧巻、この日一番の一体感となった。勢いをそのままに、AMIのドラムソロを経て、SHIZUKAとひぐちけい(サポートギタリスト)の絶妙に絡み合う煽情的なセッションパートでラストスパートへ。「Orange」「YES」とロックで疾走感溢れる楽曲で本編の幕を閉じた。

 アンコールで登場したメンバーは、それぞれ感謝の気持ちを述べつつも今後の予定を発表していくのだが、SHIZUKAより新しいおしらせが。大きな話題をよんだ魚住誠一によるデジタルグラビアの、紙媒体としての写真集発売に向けてのクラウドファンディング企画をスタートさせると発表。そして、MIOからは「今日、カメラがいっぱいあるって言ってたのは、年内に今日のライブのDVDを出すからです!」と本ライブのDVDリリースが発表された。メジャーデビューから3年が立とうとしているChelsyが、この日のアンコールに選んだ楽曲は、メジャーデビュー曲「I Will」と、初披露となった「イノガシライン」。Chelsyの真骨頂ともいえる極上のバラードと、ポップで疾走感溢れるナンバーで、興奮の渦を巻き起こした。

 本来ならダブルアンコールの予定は無かったのだが、鳴り止まない観客の拍手、歓声に応えるようにメンバーが再々登場。AMIが「クアトロでのワンマンライブは私たちにとってめっちゃ挑戦だったんです。頑張ってきて……。」と涙を零すと、SHIZUKAからは「今、ここで泣いてちゃダメでしょ」と、もっと大きい会場でのワンマンを目指そうという意気込みが見え隠れする一言。「汗ですけど(笑泣)」と誤魔化すAMI。最後の最後も「今日、お客さんとか、スタッフのみなさんとかいっぱい居て良かった……。」と号泣するAMIだったが、ラスト曲「My way」が始まると笑顔に戻り、圧倒的ハッピーなパフォーマンスで大盛り上がり。会場を埋め尽くす観客たちの熱気は頂点を迎え、大団円で幕を閉じた。

 一歩も身動きがとれない程満員となった、本ワンマンライブ。余韻に浸る観客たちは「いつまでもこの幸せな時間が続けばいいのに。」そんな“多幸感”タップリな表情で溢れていた。

 なお、Honey Bee Recordsは、10月21日 恵比寿LIQUIDROOMにてイベント【MITSUBACHI FES 2017】を開催する。Chelsyはもちろんのこと、アイドルネッサンス、Astrovery、しろくろちゃんねる ちゅうにー、瀬川あやか、たんこぶちん、Ciao Bella Cinquetti、BAND PASSPO☆、Bitter & Sweet、豚乙女、山崎あおい、Lily’s Blow、Rucaに加え、OAとして涼葉、Mar.na、渡部 歩が出演。チケットは、アーティスト別先行受付が7月10日23:59まで行われており、7月11日からは、オフィシャル先行受付がスタートする。

◎セットリスト
【Chelsy LIVE 2017~ちぇる子とちぇる男のカーニバルはじめちゃうんだツアー~】
2017年7月2日(日)東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO
01. Kite
02. It’s a Small World
03. I’m in love
04. Please Please Me
05, escape
06. Happy End
07. Blue Moon
08. SistAr
09. 真夏の果実(カバー)
10. Organ
11. I still go
12. Rain
13. It’s fine days
14. Animation
15. Restart
16. Orange
17. YES
En1. I will
En2. イノガシライン(新曲)
WEn. My way


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