ニコラス・エドワーズ、初のアコースティックライブでJ-POPカバーを熱唱

2017年5月12日 / 19:30

5月10日@表参道GROUND (okmusic UP's)

ニコラス・エドワーズが全国6か所で行なったキャリア初のアコースティックライブツアー『ALIVE Sessions: Acoustic Tour Spring 29』の東京公演が、5月10日に表参道GROUNDにて開催された。

本公演は、当初予定されていた全8回の公演がほぼソールドアウトしたために決定した追加公演だったが、この日も立ち見席は身動きが取れないほどの観客が詰めかけた。

「ALIVE Sessions: Acoustic Tour Spring 29」は、ニコラスが「自分の曲はもちろん、洋楽や僕の大好きなJ-POPを歌える機会がもっとあったらいいなと思って企画した」というライブ。最大の特徴は「セトリもトークもノープランで、皆さんと相談しながら決める」という点。

ニコラスと米田直之(P)、YUTAKA(Gt)の元には20曲以上に及ぶ選曲リストが用意されており、その中からニックがその場の雰囲気に合ったナンバーを告げ、時には、リストを知らない観客にナンバーを選ばせて歌うというスタイルをとっている。

ピンクのレザージャケットにTシャツにデニムというラフな格好で登場したニコラスは、アップテンポのオリジナル曲「Mercy」でライブをスタート。いきなりクラップが巻き起こる中、「皆さんが作ってくれた追加公演のために特別な曲を用意してもいいんじゃないかと」と語り、2曲目でリストにはなかった「飾りじゃないのよ涙は」(中森明菜)を披露。カラオケに行くと必ず歌う曲とのことで、ひざまづきながら熱唱するなど、切実な歌声を響かせ、「歌謡曲黄金時代の素晴らしい曲」と語った「危険なふたり」(沢田研二)や自身が『のどじまんTHEワールド!』で歌って優勝した思い出のナンバー「メロディー」(玉置浩二)などのJ-POPに加え、アリアナ・グランデのヒット曲「Be Alright」を甘美なファルセットでカバーし、ヴォーカリストとしての声質の多彩さ、技術の高さを存分に味わわせてくれた。

オリジナル曲もアコースティックライブならではのアレンジが施されており、「モナリザ」は、これまでの公演ではスイングジャズになっていたが、この日は特別にバンジョーでの演奏となり、哀愁たっぷりのカントリーソングに様変わり。また、ピアノとギターというシンプルな楽器編成になったことにより、その楽曲が本来持っているメロディラインの素晴らしさに再確認させられることも多かった。ニックがステージを降りて、フロアを歩きながら歌った「夢を力に」や「DR1VE」などでシンガロングが起きたのは、どの曲も弾き語りで歌っても成立するメロディを持っているという証でもあるだろう。

母との思い出や弟と喧嘩したエピソードなど、プライベートな質問にも真摯に答えた質問コーナーを挟み、最後はマイクを外したシャウトも飛び出したスローナンバー「Moonlight Carnival」で締めくくられた。

アンコールでは「赤い糸のように僕と皆さんを繋げてくれる曲です」と語り、7年前、19歳の時にレコーディングしたデビュー曲「My First Love Song」と最新アルバム『GO EAST』『GO WEST』の収録曲で、<キミが望むなら/逢いにゆくよ/ボクの名前を呼んで>というフレーズに、観客が<ニック!>と応える「W/W/W」を観客全員で大合唱。最後に、ニコラスは、「アコースティックツアーをやってみて、自分の中で伝えたい思いと、みんなと築き上げていきたい未来が、自分の心の中により強く刻まれた気がしているので、これからもどんどんアコースティックツアーもやっていきたいと思います」と新たな意気込みを語るとともに、「また会いましょう!」と再会の約束をし、ステージを降りた。

なお、本ツアーは、5月13日(土)に横浜・O-SITEで2部公演を持ってファイナルを迎える。また、5月20日(土)に千葉県いすみ市で行なわれる映画『JAPAN LOVE』の舞台挨拶に登壇し、翌日には同市で開催される「サマータウンフェスタ2017」に出演予定。6月25日(日)にはサマーコンサートの開催を予定している。その他、詳しい情報は「ニコラス・エドワーズ ポニーキャニオンオフィシャルサイト」まで。

『ALIVE Sessions: Acoustic Tour Spring 29』ファイナル公演
5月13日(土) 横浜O-SITE

(1)開場14:00 開演14:30

(2)開場18:00 開演18:30 

※2回公演 全席SOLD OUT

【イベント出演・ライブ情報】
■映画「JAPAN LOVE」チャリティー上映会&舞台挨拶 with ニコラス・エドワーズ 

5月20日(土) 千葉県いすみ市岬ふれあい会館

■MOTION 2017 Summer Concert

6月25日(日) かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール

■Nicholas Edwards Birthday Fan Meeting 25th

8月06日(日) 原宿クエストホール


音楽ニュースMUSIC NEWS

斉藤朱夏、ソロデビュー5周年ミニAL『555』リリース決定 新曲5曲を収録予定

J-POP2024年4月19日

 声優、アーティストの斉藤朱夏が、ソロデビュー5周年を記念した5曲入りのミニアルバム『555』を7月10日にリリースすることが決定した。  ソロアーティストとして4枚目のミニアルバムとなる今作は、変化や人生の転機を意味する数字“555”を掲 … 続きを読む

ビリー・アイリッシュ、ラナ・デル・レイがいなければ「Ocean Eyes」はなかったと語る

洋楽2024年4月19日

 ビリー・アイリッシュが、【コーチェラ2024】のウィークエンド1に行われたラナ・デル・レイのステージにサプライズで登場した際、ラナのことを“私を含め、あなたたちの存在理由の半分”と呼んだが、それは冗談ではなかったようだ。  現地時間202 … 続きを読む

宇多田ヒカル、初の香港公演が8月に決定

J-POP2024年4月19日

 2024年7月から開催される、宇多田ヒカル約6年ぶりのツアー【HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024】の香港公演が8月17日、18日に決定した。  デビュー25年を迎え、宇多田ヒカルとしては初の香港単 … 続きを読む

SEKAI NO OWARI、新曲「Romantic」が川口春奈主演のTBS系金曜ドラマ『9ボーダー』主題歌に

J-POP2024年4月19日

 SEKAI NO OWARIの新曲「Romantic」が、本日4月19日スタートのTBS系金曜ドラマ『9ボーダー』主題歌に決定したことが発表された。  川口春奈が主演を務める本ドラマは、完全オリジナルのヒューマンラブストーリー。19歳、2 … 続きを読む

幻のドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ:Let It Be』が復活、Disney+『スター』で配信へ

洋楽2024年4月19日

 ザ・ビートルズ解散までの歩みを描いた、マイケル・リンゼイ=ホッグ監督による1970年製作のドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ:Let It Be』が、ディズニー公式動画配信サービス『Disney+』の『スター』にて2024年5月8日より … 続きを読む

Willfriends

page top