出会い、別れの季節に聴きたい5曲

2017年3月20日 / 18:00

寒さも薄らぎ、冷たい風の中にも暖かな日差しを感じられるようになってまいりましたね。卒業式も終わり、次は入園、入学、入社の式を迎える方、或いは新学期、新年度へと移行するなど、それまでの生活にピリオドを打ち、新たな生活を間近に控える人も多いはず。今回は多くの出会いと別れに感情が大きく揺れ動く特別なこの季節に、心機一転をアシストしてくれる音楽のチカラを持つ『出会い、別れの季節に聴きたい5曲』をご紹介します。

1. 「You’ve Got A Friend」(’71)/Carole King
キャロル・キングの名盤『Tapestry』に収録されているこの曲には、「君の友だち」という邦題も付けられています。今から40年以上前に行われた1972年のグラミー賞において『Song of the Year』に輝いた名曲中の名曲であり、シンガーソングライターであるキャロル・キングの才能があふれた作品です。“あなたが悲しい時や困った時には私を想ってくれたらすぐに駆けつける。あなたはひとりじゃない。”という強力なメッセージは、聴き手に友達は永く友達でいられるということを素直に信じさせ、沈んだ心を落ち着かせてくれます。例え離ればなれになっても、別の道を歩んでいく場合でも、心が通い合う友との出会いを大切にしていこうと思える掛け替えのない一曲です。

2. 「I Will Remember」(’95)/Sarah McLachlan
最初にこの曲が収録されたのは、映画『The Brothers McMullen』のサウンドトラックでした。そのサントラがリリースされてから4年後、ライヴバージョンを収録した自身のアルバム『Mirrorball』(1999)のリリースによって脚光を浴びるかたちとなり、結果としてこのライヴバージョンはグラミー賞における『Best Female Pop Vocal Performance』を受賞し、大ヒットへとつながったサラ・マクラクランによるとても美しい作品です。一見、別れた恋人に歌ったものに見えますが、“あなたを愛することよりも失うことの方が怖い”というフレーズには、恋愛を超越した、人間同士の本能的な呼応を感じ取ることもできる深みのある言葉で綴られています。

3. 「With A Little Help From My Friends」(’67)/The Beatles
ドラムのリンゴ・スターがリードヴォーカルを務めたこの曲は、ビートルズが1967年にリリースした8作目『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』に収録されたもので、現在でもリンゴのコンサートでは披露され続けていることで有名です。歌詞が書き直される前は「友達からのほんの少しの助けで、何でもできるようになる」という意味が込められていたという逸話もある通り、友情の温かみを歌ったこの楽曲は、ジョー・コッカー、ジョー・ブラウン、ウェット・ウェット・ウェット、サム・アンド・マークなどの多くのミュージシャンによってカバーされています。「ほんの少しの助け」をもらえる友と出逢えたら、人は生きやすく、その人らしく居られるのではないでしょうか。

4. 「Flowers In The Window」(’01)/Travis
先月の来日公演が記憶に新しいTravis。彼らの3作目のアルバム『The Invisible Band』に収録された人気の高いこの楽曲は、辛かった過去と決別し、新たな季節とも共に喜び、謳歌しようという最上級のラブソングです。プロモーションビデオでは多くの妊婦がフォーカスされていることから新たな命の誕生への喜びの曲と受け止められますが、それに限らず、冬から春への季節の変わり目などのいずれのシチュエーションにも当てはまり、“未来を慈しむ”ことができる愛のあふれた作品と言えるでしょう。過去の別れがあってこその新たな出会いができるという前向きな解釈をして、ともに窓辺の花を綺麗だと思える人との出会いを大切に愛おしむことができたら素敵な人生が約束される気がします。

5. 「Best Of You」(’05)/Foo Fighters
最後に重い一曲を選びました。人との出会いには、いいことばかりがあるとは言えません。その人に出会わなければ、しなくて済んだ苦労や経験、抱くことのなかった負の感情などがもたらされることもありますし、その出会いのせいで人生が狂ってしまうことも存在するでしょう。しかし、全ての不運を人のせいにしていては、いつまでたってもあなたの心に晴れ間が広がることはありません。次のステージに進むために、時には自身の迷いや弱さなどの非を認め、自分のために、または相手のために、決別しなければならないときがあります。そんな心の葛藤や決別が歌われたこの曲は、迷いや不安を抱いたままでいる自分と決別したい人にもお薦めです。


音楽ニュースMUSIC NEWS

SCANDAL、ホールツアー完走&デビュー10周年『感謝祭』開催発表

ニュース2018年5月26日

SCANDALがアルバム『HONEY』のリリースに伴い展開していた約3カ月間にわたるホールツアー『SCANDAL TOUR 2018 “HONEY”』が、5月25日の神戸国際会館こくさいホー 公演をもって完走した。 ステージセットはシックな … 続きを読む

サザンオールスターズ、40周年キックオフライブを生中継

ジャパニーズロック2018年5月26日

来月6月25日にいよいよデビュー40周年を迎えるサザンオールスターズ。デビュー記念日とその翌日の2日間に渡りNHKホールで開催される『サザンオールスターズ キックオフライブ 2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」』が大いに話題を呼んで … 続きを読む

スターダスト☆レビュー、新作AL発売記念アコースティック・フリーライブを開催

J-POP2018年5月26日

 スターダスト☆レビューが、ニューアルバム『還暦少年』のリリースを記念して、6月16日に神戸メリケンパークでフリーライブを開催する。  さらに、FM COCOLOではこのフリーライブの優先観覧エリアに、リスナーを抽選で200組400名を招待 … 続きを読む

the peggies、新作試聴映像&小山健が手がけたサムネイル公開

ニュース2018年5月26日

7月5日に配信リリースされるthe peggiesの新作『なつめきサマーEP』の収録曲4曲の中から3曲が試聴できるダイジェスト映像が公開となった。 映像は超特急で過ぎゆく夏の青い恋を描いた「サマラブ超特急」、清涼感とパワーみなぎる「かみさま … 続きを読む

「超」ボーカリストオーディション、最終審査はライヴパフォーマンス

ニュース2018年5月26日

スターダストレコーズが主催するオーディション企画『「超」ボーカリストオーディション』の最終審査が5月29日に行なわれる。 1次募集の数多の応募者の中から、歌唱・面接審査、一般投票審査、合宿審査を経て7人に絞られたオーディション一期生たち。 … 続きを読む

page top