『MUSIC TAGS vol.4』関西編でロットン、夜ダン、四星球、Ivyが熱演

2017年2月18日 / 18:00

2月16日@大阪・なんばHatch(集合写真) (okmusic UP's)

ビクターエンタテインメント内のレーベル“Getting Better Records”が主催する『MUSIC TAGS vol.4 ~カロリー高め!東西ガチモリ燃焼系ナイト~ 』。2月14日(火)の東京・新木場STUDIO COAST公演に続き、大阪・なんばHatch公演が2月16日(木)に行われた。

オープニングアクトはIvy to Fraudulent Game。最近、急速にその名が全国に広まっている群馬のバンドだ。SEが鳴り響き、ブルーのライトに染まったステージにメンバーたちが登場。ドラムが先陣を切り、「dulcet」がスタートした。力強いビート、ドリーミーな音像、妖艶なメロディが心地よい。観客に強烈なインパクトを与えているのを感じた。続いて、「青写真」と「アイドル」も届けられた後に迎えたインターバル。寺口宣明(G/Vo)は「素晴らしいものには喝采を。気に食わないものには中指を。まだまだ旅の途中。まだまだ青二才」という印象的な言葉を放った。そして、ラストに披露されたのは「青二才」。観客はじっくりと耳を傾けながら、ほろ苦い風味のメロディを噛み締めていた。初めて観た人が大半だったと思うが、気になるニューカマーとして彼らの名を覚えたのではないだろうか。

2組目は夜の本気ダンス。「踊れる準備はできてますか?」、米田貴紀(Vo・G)が観客に問いかけて、「WHERE」がスタート。すると瞬く間に激しいタテノリのダンスで揺らいだフロア。2曲目の「By My Side」に至る頃には、夢中になって踊る人々のエネルギーは、早くも最高潮へと達していた。このような中、粋なアクセントとなっていたのが、鈴鹿秋斗(Dr)によるMC。彼は前回の『MUSIC TAGS』で憧れのバンドORANGE RANGEと共演した思い出に触れた後、メジャーデビューしてからご飯を食べる牛丼屋やファミレスのグレードが若干上がったのだという非常に地味なサクセスストーリーを誇らしげに語って爆笑を起こしていた。しかし、演奏が始まると、みるみる内にダンス天国と化していた会場内。ギターをスタンドに置いて身軽になった米田が、リズミカルにステップを踏みながら歌った「escape with you」は、観客のダンスを痛快にエスカレートさせていた。そして「最後まで本気ダンスできますか? いや、違うな。クレイジーにダンスできますか?」という米田の言葉に応えて、あの場にいた誰も彼もが汗だくになって踊った「Crazy Dancer」でライブは終了。漂っていたギラギラした余韻は、夜の本気ダンスの恐るべき威力を示していた。

3組目は四星球。気合が入りまくっていたモリス(Dr)が、一瞬「ドキリ!」としなくもない肌色のパンツを穿いて登場し、法被+白いブリーフというお馴染みの恰好の北島康雄(シンガー)、U太(B)、まさやん(G)が慌てる……という寸劇からスタートした四星球のライブ。その後も、様々なネタを仕込んだパフォーマンスが展開した。ビクターのマスコットキャラクター犬「ニッパー」のつもりで制作されたはずなのに、似ても似つかぬ姿の土佐犬が登場して観客をずっこけさせた「Mr.Cosmo」。曲の途中で突然まさやんの卒業セレモニーとなり、彼が乗り込んだ段ボール製のだんじりが観客の頭上を漂ったり、後任ギタリストとして夜の本気ダンスの鈴鹿が法被+ブリーフ姿で登場した「四星球十五年史~上巻~」……などなど、とにかく自由奔放だったが、グッと来る場面もあった。特に印象的だったのは、「オモローネバーノウズ」。「俺たちは音楽を作るためにビクターと契約したわけじゃない。時代を作るために契約しました!」という北島の雄々しい言葉と共に演奏が始まり、観客の間から熱い歓声が湧き起った。彼らが誘う笑いは、時折、深い感動へと繋がる。観客を元気にするコミックバンドとしての強い使命感が伝わってきたライブだった。

トリを飾ったのはROTTENGRAFFTY。N∀OKI(Vo)が煽りの言葉を放ったのを合図にスタートし、全身で興奮を露わにする観客を続発させた「世界の終わり」を皮切りに、強烈なサウンドが吹き荒れていった。会場内がビリビリと不穏に震えるのを感じた「This world」。開放的なダンスを巻き起こした「響く都」。疾走感に溢れた展開がスリリングだった「So…Start」。来月、幕張メッセ国際展示場で行われる『ビクターロック祭り~2017~』に出演できないことに触れたNOBUYA(Vo)が、「ここを幕張メッセに変えませんか?」と言い、激しく踊る人々の輪を広げた「D.A.N.C.E.」……切れ味抜群なサウンドが連発され、最高の盛り上がりが生まれていた。大合唱を起こした「アンスキニー・バップ」と「金色グラフティー」で本編は終了。そして、アンコールでは「Bubble Bobble Bowl」が披露されたが、途中から四星球、夜の本気ダンス、Ivy to Fraudulent Gameのメンバーたちも合流。四星球のモリスがドラムを叩いたり、まさやんが何度もバック宙をさせられたり、夜の本気ダンスの4人がクラウドサーフをして観客の頭上を漂ったり……4バンドが一緒にはしゃぎまくった明るいエンディングだった。

出演バンドたちの私物がもらえる「ガチモリお宝抽選会」と、記念撮影も行われて迎えた終演。関西エリアを拠点としているバンドたちの濃厚な存在感が光るイベントであった。『MUSIC TAGS』は、個性豊かなアーティストが多数所属している“Getting Better Records”の魅力を存分に噛み締められる場だ。“vol.5”も開催されてほしい。


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