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10月10日付Billboard JAPAN週間セールスアルバムチャート“Top Albums Sales”では、宇多田ヒカルの6枚目のオリジナルアルバム『Fantome』が243,571枚を売り上げて断トツの首位となった。
『HEART STATION』以来8年ぶりのアルバムとして注目度が高かった本作。“人間活動”からの6年ぶりのカムバックということで、歓迎ムードがリリース前から広がり、各メディアもそれを後押しした。本作には、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主題歌「花束を君に」、椎名林檎が参加した「二時間だけのバカンス」など話題の楽曲を収録。様々な形態で発売される作品が多い中、通常盤のみでリリースされたことを「歌で勝負した作品」ととらえるユーザーが多く、ネットには称賛の声が目立つ。
今回は、そんな日本中が注目した『Fantome』の売上げ動向をSoundScan Japanのセールスデータから調査。まずリリース初週の日にち別でのデータを見てみると、フラゲ日の火曜とリリース日の水曜で大きく売り上げているのだが、その後の木・金・土・日も3万枚前後の売上げをキープしている。リリース日が過ぎてもテレビに出演したり、作品を聞いた感想が口コミやSNSで広がるなどもあり、週末にかけて本作を買い求めるユーザーが絶えなかったことがわかる。そして次に、店舗での売上げ地域トップ10を抽出すると下記のようになった。
1位:東京
2位:神奈川
3位:愛知
4位:大阪
5位:埼玉
6位:福岡
7位:北海道
8位:千葉
9位:静岡
10位:兵庫
東京が2位の神奈川に2倍以上の数字でトップに。続いて、神奈川と僅差で愛知が3位。4位大阪、5位埼玉と大都市を抱える地域がトップ5に名を連ねた。6位以下は福岡、北海道、千葉、静岡、兵庫となっており、局地的なセールスがあったわけでなく、全国各地からの支持が集まった結果、24万枚を超える数字を出したと言える。これから先、どこまで売上げを伸ばすことができるのか、今後のセールスにも注視していきたい。
※『Fantome』の「o」の正式表記はサーカムフレックス付き
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