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今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、アリス=紗良・オットの9月9日発売の新譜『ワンダーランド』が第1位を獲得。4年ぶりのソロ・アルバムだ。リリース以来4回のチャートインを数えるも、1位に上り詰めたのは今週が初めて。9月27日熊本から始まった、アルバム収録作品でもあるグリーグをメインプログラムとした日本ツアーの影響が見られる。10月9日のツアー最終日まで勢いは続くだろう。
3位にはチョン・キョンファの新譜『バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』がチャートイン。2005年秋に怪我のため演奏活動を中止したチョン・キョンファの、15年ぶりのスタジオ録音となり、注目を集めている。
4位はデビュー30周年を迎える仲道郁代の2015年の新録音『永遠のショパン』がチャートイン。9月に引き続き、10月1日から始まった仙台クラシックフェスティバル2016など、精力的な演奏活動に加え、アニヴァーサリー・シーズンを通して主要レパートリーにフォーカスした録音リリースが予定されており、今後もチャートインが期待される。
他、7月に亡くなった中村紘子のアルバムが、先週に引き続き今週も12位と19位に2枚同時のチャートインとなり、追悼チャートがまだまだ続く予感を感じさせた。text by yokano
◎【Top Classical Albums Sales】トップ10
1位『ワンダーランド』アリス=紗良・オット
2位『0歳からの育脳クラシック』
3位『バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)』チョン・キョンファ
4位『永遠のショパン』仲道郁代
5位『MUSE~12 Precious Harmony~』高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト
6位『THE BEST』辻井伸行
7位『華麗なるコロラトゥーラ』田中彩子
8位『武満徹=ギター作品集成 1961~1995』鈴木大介
9位『ショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」&第15番』エリアフ・インバル,東京都交響楽団
10位『f エフ』サラ・オレイン
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