井上陽水 コンサート【UNITED COVER 2】再開!「歌えることがどれだけ幸せなことかなんて、言う人間じゃなかった」

2016年9月28日 / 14:38

 井上陽水が、2015年9月より2016年4月まで行っていた全国ツアーが大好評だったことを受け、9月27日から【井上陽水 コンサート2016秋「UNITED COVER 2」】と題した全国ツアーを再開させた。

 初日のよこすか芸術劇場公演は、「ミスコンテスト」「カナリア」「Make-up Shadow」と妖しげ、かつ大人の魅力たっぷりの楽曲でスタート。冒頭、井上陽水は4月以降、しばらくコンサートが無かったことに触れ、「率直に言えば、寂しかったです」と冗談めかして語ると、会場からは笑いがこぼれる。「みんなの前で歌えることがどれだけ幸せなことか」とシャイな井上陽水からは意外な言葉が出たが、「なんて、ことは口が裂けても(自分は)言う人間じゃなかった」と続けると、再び笑いが起こる。

 本人曰く「去年だったか、一昨年だったかいつリリースしたっけ?」とおどけた、2015年リリースのアルバム『UNITED COVER 2』に収録されている楽曲から、「シルエットロマンス」「夢であいましょう」など、観客の世代も様々な中、それぞれの青春を代表する楽曲が披露され、しっとりとした会場の空気を作り、NHK『ブラタモリ』のテーマソングとなっている「女神」「瞬き」では大きな拍手が起こり、井上陽水の新たな代表曲ともいえるステージとなった。

 後半では「東へ西へ」「ジェニーMy love」「氷の世界」など井上陽水自身の楽曲で構成され、その音楽性の懐の深さと井上陽水ならではの歌詞世界を堪能できるパートとなった。日本のトップミュージシャンの演奏をバックに歌う、ストイックな姿は、先ほどまでゆるいトークで会場に笑いを提供していた人物と同じとは思えない。

 アンコールでは「渚にまつわるエトセトラ」「夢の中へ」とアッパーな楽曲で多くの観客は立ち上がり、手拍子が起こり、最後は「夏の終りのハーモニー」を歌い上げ、しっとりとコンサートを締めくくった。

Photo by 有賀幹夫

◎【井上陽水 コンサート2016秋「UNITED COVER 2」】
2016年09月27日(火)神奈川・よこすか芸術劇場
2016年09月28日(水)神奈川・茅ヶ崎市民文化会館
2016年10月03日(月)東京・府中の森芸術劇場
2016年10月07日(金)三重・桑名市民会館
2016年10月08日(土)岐阜・長良川国際会議場
2016年10月11日(火)東京・Bunkamura オーチャードホール
2016年10月12日(水)東京・Bunkamura オーチャードホール
2016年10月18日(火)岡山・岡山市民会館
2016年10月19日(水)高知・高知県立県民文化ホール
2016年10月24日(月)福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール
2016年10月26日(水)福岡・アルモニーサンク 北九州ソレイユホール
2016年10月27日(木)長崎・アルカスSASEBO
2016年11月03日(木)群馬・桐生市市民文化会館 シルクホール
2016年11月04日(金)神奈川・川崎市教育文化会館
2016年11月09日(水)和歌山・和歌山市民会館 大ホール
2016年11月10日(木)大阪・フェスティバルホール
2016年11月13日(日)長野・ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)


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オノ・ヨーコ、井上陽水、奥田民生、絢香、山村隆太、ROY、Cocco、元 ちとせ、miwa、TOSHI-LOW×箭内道彦、MONKEY MAJIK、OKAMOTO’S、浅井健一、細美武士、LOVE PSYCHEDELICO、ジョン・カビラ

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