T.M.Revolution主宰『イナズマロック フェス』で豪華アーティストたちが熱いライブを展開

2016年9月19日 / 14:30

9月18日@『イナズマロック フェス2016』(THE ORAL CIGARETTES) (okmusic UP's)

今年デビュー20周年を迎えたT.M.Revolutionこと西川貴教が、地元・滋賀県草津市 烏丸半島芝生広場にて大型野外フェス『イナズマロック フェス2016』を2日間にわたって開催した。

台風の接近で天候が危ぶまれたが、1日目は雲の切れ間から日が覗くまずまずの天気。東海エリア出身・在住のメンバーで2010年に結成されたユニット・BOYS AND MENがオープニングアクトをつとめた。メンバーの小林豊は滋賀県出身、「イナズマに出るのがずっと夢でした! ただいま!」と笑顔で挨拶。シングル「YAMATO☆Dancing」など4曲を披露。パワフルな歌とダンスで会場を盛り上げた。

14時、三日月大造滋賀県知事が「We love イナズマ! We love 琵琶湖!イナズマロック フェス2016スタート!」と開会宣言した。トップバッターは、ファンキー加藤。真っ赤なTシャツにデニムパンツで登場すると、「イナズマはずっと出たいと思っていて、やっと参戦できました」と笑顔を見せた。そして「みなさんと騒いでいきたいと思います!」と、「まわせ!」をプレイ。客席と一緒になってタオルを回して盛り上がった。他にもFUNKY MONKEY BABYSの楽曲「告白」「あとひとつ」など7曲を熱唱。

バンドの転換の間は漫才コンビのダイアンが会場を盛り上げ、続いては愛知県出身の三人組・ソナーポケットの登場。3年ぶりのイナズマ出演となる彼ら、「ファンキー加藤くんから情熱のバトンが回ってきました」と元気よくスタートした。デビューしたばかりの頃は、滋賀県大津市のパルコを訪れても集まったファンは10人ほどだったのが、今ではびわ湖ホールでライブができるようになったと感慨深く話した。「ONE-SIDED LOVE」「好きだよ。~100回の後悔~」「365日のラブストーリー。」など6曲をプレイ、たくさんの想いを届けた。

お笑いコンビの学天即が漫才を披露したあとは、声優として活躍しているKISHOW (谷山紀章)と、声優アーティストなどを中心に楽曲を提供するギタリストe-ZUKA (飯塚昌明)のユニット・GRANRODEOが登場。彼らは2013年以来、2度目の出演となる。「3年ぶりにお声がけいただき、この日のために半年かけて仕上げてきました」と、「TRASH CANDY」「メモリーズ」「ROSE HIP-BULLET」「The Other self」など6曲を熱唱。圧倒的なパワーで歌い上げるKISHOWと、大空の響き渡るe-ZUKA のギターの音色で、観客を魅了した。

なかやまきんに君がお馴染みの筋肉ネタで会場を沸かせた後は、4人組ロックバンドのSPYAIRのライブ。2011年にフリーエリアのステージに出演し、翌2012年にはメインステージに登場、今回は久しぶりの出演となった。「こういう大きいステージに憧れてバンドを始めました」という彼らが、こうしてアーティストとして大きくなって戻って来るのも、8年続くイナズマならではのことだ。2016年7月リリースのシングル「THIS IS HOW WE ROCK」をはじめ、「イマジネーション」「サムライハート (Some Like It Hot!!)」など7曲をプレイし会場を揺らす。

ハイキングウォーキングがSサイズのTシャツを二人で着るなどイリュージョンネタを披露した後は、3年連続出演のももいろクローバーZ。「年に一度の楽しみ。西川さん、今年もありがとうございます」と挨拶した。1曲目の「ワニとシャンプー」では、ハイキングウォーキングがサプライズで登場し、曲の合間に「卑弥呼さま!」というお馴染みのネタで合いの手を入れ、会場を沸かせた。他に、しっとりしたナンバー「Hanabi」や、9月7日にリリースされた新曲「ザ・ゴールデンヒストリー」など全6曲を披露。日が暮れた会場に、ももクロファンの持つ5色のペンライトがきらめいた。

「R-1ぐらんぷり2016」で優勝を果たしたハリウッドザコシショウが最後に会場を盛り上げた後に登場したのは、トリをつとめるT.M.Revolution。モノトーンのV字ストライプのジャケット姿の西川が和太鼓を、バックメンバーも和太鼓や三味線を演奏する演出でスタートした。西川は、「今日の降水確率、昨晩は60%、今朝9時は10%。18日に関西直撃かと思われた台風、ただいま北上中! みんなの想いが、今日の天気を作っています!」と、雨天を回避できたことを喜び、「Naked arms」「SWORD SUMMIT」「Count ZERO」「DOUBLE-DEAL」など6曲を熱唱した。ポツポツと雨が降り始めるなか、アンコールを受けて再度登場した西川は、8月31日にリリースした新曲「RAIMEI」をプレイ。雷のSEが入ったイントロが始まったとたん、雨が強くなった。

続いて「いくぞ、ももいろクローバーZ!」と西川が叫ぶと、ももクロのメンバー全員が登場。ももクロが「イナズマロック フェス」に出演するたびに歌っていたT.M.Revolutionのナンバー「INVOKE」を、一緒に踊り歌い上げた。途中で、ももクロメンバーがブロワ(送風機)を持って西川に風を当てまくるというサプライズ演出もあり、西川は「あんなもん、いつの間に用意してた!?」と驚いたようだった。最後に「もう一組ゲストをお呼びしてます!」と紹介されたのは、西川のトレードマークでもある「HOT LIMIT」風の衣装をまとった熊本県PRマスコットキャラクター・くまモンと、西川のキャラクター・タボくん。西川は、現在開催中の全国ツアーの会場で熊本地震災害支援の募金活動を行なっているほか、熊本地震災害支援のラバーバンド「PRAY FOR KUMAMOTOラバーバンド」を販売。西川はくまモンとがっちりハグをし、9月4日の熊本公演で訪れた際に、それまでのラバーバンドの収益金を全額収めたと伝えた。「ただのお祭りじゃない、想いの強さ、心をつなぐイナズマロック フェスです」と、くまモンとタボくんと一緒にラストナンバー「HEART OF SWORD 〜夜明け前〜」を披露した。

2日目は朝からあいにくの雨。2014年にフリーエリアの「風神ステージ」に出演した4人組バンド・04 Limited Sazabysが、メインの「雷神ステージ」にステップアップしてオープニングアクトとして登場、「最高の形で戻ってくることができました!」と話した。「monolith」「Terminal」「swim」など全5曲を披露、「オープニングアクト、ちょっと時間短い、悔しい。だからまた戻ってきたい」と再会を誓う。

この日の挨拶は橋川渉草津市長。毎年恒例となった、”ハットを脱ぎ捨ててジャケットを宙に放り上げるパフォーマンス”で、「イナズマロック フェス 2016、スタート!」と勢いよく2日目の幕を開けた。続くトップバッターは、2013年に「風神ステージ」に出演、翌2014年にメジャーデビューしたTHE ORAL CIGARETTES。「イナズマ3年ぶり! 帰ってこられて嬉しい!」と話したように、こちらも「雷神ステージ」にステップアップして戻ってきた。「こうやってイナズマで出会えた人といい景色を作っていきたい」と、今年8月にリリースしたばかりのシングル「DIP-BAP」をはじめ、「起死回生STORY」「カンタンナコト」「狂乱 Hey Kids!!」など全6曲をプレイ、会場を大いに揺らした。

全裸ネタでおなじみ、とにかく明るい安村が「安心してください、はいてますよ」で客席を沸かせたあとは、イナズマ初登場、HKT48のステージ。「雨なのにみなさん元気でとっても嬉しいです」と話すと、天気の悪さを吹き飛ばすようなエネルギッシュなステージングで「桜、みんなで食べた」「12秒」などオリジナル曲を披露。さらに「会いたかった」「ポニーテールとシュシュ」「ヘビーローテーション」などAKB48の代表曲を歌い、最後は「メロンジュース」で客席と一緒に盛り上がった。

お笑いコンビのインポッシブルがネタを披露したあと、こちらもイナズマ初登場、ゲスの極み乙女。が登場。小ぶりになっていた雨が再び強まる中、「私以外私じゃないの」「ロマンスがありあまる」、12月7日にリリースのニューアルバム『達磨林檎』から「シアワセ林檎」などを披露。川谷絵音は「西川さん、本当に呼んでくれてありがとうございます。僕が音楽に目覚めたのがT.M.Revolutionだったので、本当に嬉しいです」と話した。また「出演者のみなさん、俺の顔を見ると緊張するみたいで、なんかよそよそしい。そんな感じで接せられると俺も緊張するから、一緒に盛り上がってほしい」と最後に「キラーボール」をプレイ、クールなステージで観客をひきつけた。

しかし、お笑いコンビ・さらば青春の光が漫才を披露したあと、会場付近に雷雲の発生が確認された。雨足も強くなったためイベントは一時中断。17時20分ごろ、西川本人がステージに登場し、本人の口からイベントの中止が観客に伝えられた。「みなさんに安全に帰っていただくことが最優先。僕自身悔しさでいっぱいですが、お越しいただきありがとうございました。申し訳ありませんでした。来年、さらにパワーアップして戻ってきます」と、一言一言を噛みしめるように話した。出演が予定されていたのはMAN WITH A MISSION、UVERworld、T.M.Revolution、東京ダイナマイト、カラテカの5組。西川が語った通り、さらにパワーアップした2017年にこそ彼らのパフォーマンスが観られる事を期待しよう。


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