何回スタートラインに立ってもいい!新しいことを始めたくなる曲

2016年1月28日 / 18:00

David Bowie「Absolute Beginners」のジャケット写真 (okmusic UP's)

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
今回は、「新しいことを始めたくなる曲」をセレクトしました。聴いていると、心がリセットされるような曲や、活力が湧いてくる曲など。気が付けば、1月も残りわずか。充実した2016年を過ごしたい気持ちに寄り添う曲をどうぞ。

1.「Absolute Beginners」 / David Bowie
https://www.youtube.com/watch?v=r8NZa9wYZ_U
今年始めの訃報は衝撃でしたね。

1986年の映画「ビギナーズ」の主題歌で、デヴィッド・ボウイ自身も出演しています。映画は1958年のロンドンのソーホーを舞台にした若者たちを描いていて、この主題歌も若くみずみずしい恋愛模様を歌っている詞です。「僕は全くの初心者だ」恋でも何でも始めは誰だって初心者(ビギナー)ですから。フレッシュで謙虚な気持ちで新しい世界へ一歩踏み出したい、そんな気持ちにさせてくれる1曲です。

そういえば、デヴィッド・ボウイも変わることを怖れず、アルバムを出すごとに新しいデヴィッド・ボウイを見せてくれました。いつだって、何回だってスタートラインに立って新しいことにチャレンジできる、そういうことを教えてくれたのも彼だった気がします。

(選曲・文/阪口マサコ)

2.「traveling」 / 宇多田ヒカル
https://www.youtube.com/watch?v=tuyZ9f6mHZk
ヒッキーの本格的なアーティスト活動再開のニュースに、とてもワクワクしています。約5年ぶりという事ですが、その間に結婚・出産を経験し、女性としても何倍も魅力的になっているんじゃないかと思うと、これから生まれてくる作品も楽しみで仕方ありません。

この曲は2001年11月にリリースされた曲で、それまでのどことなく憂いを帯びたヒッキーの作品とは一線を画す、弾けるように元気なアッパーチューンです。紀里谷和明氏の手掛けた、色彩豊かで斬新な映像技術を駆使したPVも当時話題となりました。

新しいスタートを目前に足元がすくんでしまうような時には、この曲を”エンドレスリピート”で、”気持ちに拍車”をかけちゃいましょう!!

(選曲・文/高原千紘)

3.「Start Me Up」 / The Rolling Stones
https://www.youtube.com/watch?v=SGyOaCXr8Lw
思い込んだら止まらない!猪突猛進型のあなたにはこんな曲を。

「スタートさせてくれ!俺はもう絶対止まらないぜ!」と歌っているのはザ・ローリング・ストーンズです。1981年のヒット曲ですが、70歳代の彼らは今もまだ走り続けています。そう、これだ!と思ったら突っ走りましょう!新しいことを始める時って、なんだかワクワクしますもんね。70歳代で医者になった人の話も聞いたことがあります。そういえば70歳代でスキューバダイビングのライセンスを取った写真家もいましたね。新しいことを始めるのに年齢なんて関係ない、思い立ったが吉日ですよ。

(選曲・文/阪口マサコ)

4.「もっと遠くへ」/レミオロメン
https://www.youtube.com/watch?v=udj3-aOcsno
ところで、何度でもスタートをしたい理由、トライしたい理由はなんでしょうか?今、スタートしていいのか、迷いながらも目標に向かいたい気持ちが抑えられない時ならば、その旅に、この歌をお供にしてはどうでしょうか。私はこの歌を聞いて、人が今の場所からさらにスタートを切りたい理由がわかったような気がしています。ゴールはそれぞれの心の奥にあるから。他の人から見たゴールの場所は、自分にはスタートの場所なのかもしれませんね。

自分の道を良いものにしようと歩む時は時に孤独な時があります。この曲なら、ずっと隣で寄り添ってくれるのではないでしょうか。

(選曲・文/宮川桃子)

5.「タマシイレボリューション」 / Superfly
https://www.youtube.com/watch?v=Z2tedgbqJJs
2010年のNHKサッカーテーマ曲として書き下ろされたこの曲は、「選手の皆さんを後押しできるような力強い楽曲を」という気持ちを込めて、ボーカルの越智志帆さん自らが作詞作曲を手掛けた作品になっています。

スポーツ選手の活躍を見て勇気をもらえるように、音楽の力に背中を押してもらえることもあると思います。歳を重ねるごとに、新しいスタートを切るのが段々と怖くなってくるのを感じますが、パワフルな歌声と、元気が出る言葉のオンパレードを聴いていると、「よし、やってやろうじゃないの!」っていう強い気持ちがフツフツと沸き起こってきます。

(選曲・文/高原千紘)

6.「少年」/山根康広
「少年の心を持て」誰かにこう言われたらどう思う?

口にしたのが僕のようなメタボなおっさんなら、周囲はドン引き間違いなし。歌に込めたメッセージの場合も、歌い手に覇気がなければ誰の心にも響きはしない。

しかし、山根康広は違うんだ!ライブ会場にいる全員の背中を押そうとするかの様に、何度も何度も熱い想いを歌いあげる。ただの綺麗事で挑戦を促しているんじゃない。逃げ道も近道もない事を伝えながら、それでも信じた道があるなら進め、と励ましてくれる。彼自身が少年の様にイキイキと駆けながら。さぁ、新しいことをはじめたくなってきた。腕を天に突き上げて叫ぼう、「少ー年ーっ!」と。

(選曲・文/今井義明)

7.「Walk Your Feet in the Sunshine」 / The 5th Dimention
新しいことをやりたい、と思っても時間の使い方が決まっていると、なかなか難しいのが大人の事情というもの。「今日は休みだ、計画通り家でダラダラと過ごそう。」そんなあなたにおススメなのが、この曲。牧歌的で優しいメロディーが日々の頑張りを慈しみ、そのうえで「たまには足をお日様に当てて歩かないと。」と、甘く爽やかなコーラスで行動を促します。裏でポロロポロロンと鳴っているシンセや、おめでたいトランペットが、これからいいことありそうな予感にさせてくれるのも、ポイント。この曲はアメリカのコーラス・グループ、フィフス・ディメンションが、1975年にリリースした「Earthbound」(2014年にCD化)に収録されています。

何だかその気になってきた。僕には、まだ眠っているポテンシャルがあるぞ!食べかけのごませんべいはそのままにして、あの拳法道場の門を叩こうか。

(選曲・文/旧一呉太良)


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