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予想されていたとおり、アデルのアルバム『25』が米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で2週目の1位に輝いた。ニールセン・ミュージックによると、同アルバムの12月3日締めの全米売り上げは116万枚だったという。このうち、111万枚が純粋なアルバム・セールスのみの数字だ。
Billboard 200では従来のアルバム・セールスをはじめ、収録各曲の売り上げをアルバムの売り上げとして換算するtrack equivalent albums(TEA)や、同じくストリーミングを換算するstreaming equivalent albums(SEA)などの多元的消費をもとに人気のアルバムを週間でランキング化している。
リリースから2週間で449万枚セールスを記録したアデルの『25』。同セールス枚数は実に、全米におけるこの2週間のトータル・アルバム・セールス(合計148万枚)の30%にあたる数字だ。
また、『25』は2週目だけで23万6,000ダウンロードされており、“Digital Albums”チャートでもNo.1をキープ。2週間の合計デジタル・セールスは188万で、現在のところ史上最多記録3位につけている(マムフォード&サンズ「サイ・ノー・モア」の177万回を大きく超えた)。ちなみに1位もアデルで、『21』がデジタル・アルバム・セールス史上最多となる319万を記録している。2位はテイラー・スウィフトの『1989』で231万ダウンロードだ。
なお、今週のBillboard 200の2位は21万1,000枚を売り上げたジャスティン・ビーバーの『パーパス』で、2週目のNo.2となった。
続く3位は、2014年にリリースされたペンタトニックスのクリスマス・アルバム『ザッツ・クリスマス・トゥ・ミー』が6位から浮上。ワン・ダイレクションの『メイド・イン・ザ・A.M.』がワンランクダウンの4位となる一方、テイラー・スウィフトの『1989』がデジタル・セールスを154%上昇させ、6万枚で11位から5位へ上昇した。
また、マイケル・ブーブレの元No.1クリスマス・アルバム『クリスマス』が28位から9位へアップし、トップ10圏内に再浮上。2011年にリリースされた同アルバムは、Billboard 200で5週にわたって1位をマークして以降、毎年クリスマス・シーズンになるとトップ10圏内に返り咲く定番作品となっている。
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