RADWIMPS、初ヨーロッパツアー現地から熱狂のレポ&写真到着

2015年10月22日 / 16:00

10月19日@ロンドン Islington Acad (okmusic UP's)

この秋、メジャーデビュー10周年を迎えるRADWIMPS。10月9日の韓国公演から始まったアジア~ヨーロッパツアーも佳境を迎え、10月19日にロンドン Islington Acadで行われたライヴレポートが届いた。

ーーー

キプロス島から4000キロの旅をして、RADWIMPSを観るためにロンドンに来たと言う青年がいた。メジャーデビュー10周年を迎えたRADWIMPSの、初のヨーロッパツアー。最終日のロンドン公演は、10年間待っていたファンの思いが、爆発的に解き放たれたライブとなった。どの曲もイントロが演奏されるたびに、耳が痛くなるほどの大歓声が起きる。そのあとはシンガロング、合唱と言うよりも、観客が日本語の歌詞を絶叫していく。右手を振り上げ、ジャンプしながら。

バンドはその波にのり、曲を重ねるごとにグルーブを高め、極めて集中度の高い演奏が続く。日本でアリーナをやるバンドが、ライブハウスを自在にコントロールし、煽っていく。野田の正面には、野田と同じようなハットを被った観客がいたのだが、ライブ後半では右に2メートルくらい、立っている位置がずれていた。ジャンプを繰り返しながら、後ろから押され続け、同じ場所にいられないのだ。

PAからは、異様なほどクリアで心地良い音が出ている。日本から来たスタッフが、がっちりとバンドを支えている。サポート・ドラマーの森瑞希も、ライブを重ねるごとにバンドに溶けこんでいるのが分かる。RADWIMPSのアンサンブルが唯一無二と言われる理由のひとつに、面ではなく点と点を重ねてアンサンブルを作っていくことがあるのではと思う。

「Shall we go london?」で始まった「実況中継」、「おしゃかしゃま」などの精巧で強固なアンサンブルは、海外でも熱狂的に受け入れられていた。その一方で「This song is for my future baby」とのMCで始まった「Tummy」などのゆったりとした曲も、バンドと会場が一体となっての演奏が続く。「ます。」「ふたりごと」などの初期の曲では、観客がどれだけこの曲を愛しライブを待っていたかが、全身で表現される。観客からとてつもないパワーが放出され、バンドが一歩も退かずにそれを押し返す。10年間待っていた人、10年間かけて届けに来たバンド。素晴らしい瞬間だった。

「Thank you,Thank you so much!」。アンコールが終わり、客席が明るくなる。汗だくの観客の、満足そうに放心した顔。彼らは次に、多くの友人を誘って来るだろう。

RADWIMPSが行った、初めてのアジア以外でのライブ。種はしっかりと植えられた。ゆっくりと着実に、豊潤な実を結ぶに違いない。

ーーー

ヨーロッパでのライヴの熱狂の模様とツアー写真の全容は、「記号として / ‘I’ Novel 」スペシャルサイトにて公開予定だ。このサイトへは11月25日に発売となるシングル「記号として / ‘I’ Novel 」の初回生産分のみに封入されているシリアルコードを入力してアクセスすることができる。なお、スペシャルサイトのその他の内容に関しては追って発表となる。

また、RADWIMPSとして初となるアナログ盤『記号として / ‘I’ Novel』(限定生産盤)のリリースが決定した。10月30日(金)23:59まで予約を受付けている。

■アナログ盤「記号として / ‘I’ Novel」予約受付サイト(10月30日23:59まで受付中)

http://store.universal-music.co.jp/product/pron7001/


音楽ニュースMUSIC NEWS

<ライブレポート>THE BEAT GARDEN、苦しみも喜びも分かち合ってきたBeemerとの強い絆を再確認(4/19訂正)

J-POP2024年4月19日

 THE BEAT GARDENが自身最大キャパとなる東京・Zepp DiverCityTOKYOでワンマンライブ【good error】を4月13日に開催した。  開演が近いことを知らせるマイ・ケミカル・ロマンスの2006年の大ヒット曲「 … 続きを読む

僕が見たかった青空、3rdシングルを7月リリース YouTubeで選抜発表へ

J-POP2024年4月19日

 僕が見たかった青空が、7月3日に3rdシングルを発売することを発表した。  乃木坂46公式ライバルとして、2023年8月30日に『青空について考える』でデビューした23人組の僕が見たかった青空。3rdシングルは、2ndシングルに引き続き選 … 続きを読む

【先ヨミ・デジタル】宇多田ヒカル『SCIENCE FICTION』が引き続きDLアルバム首位走行中

J-POP2024年4月19日

 GfK Japanによるダウンロード・アルバム売上レポートから、2024年4月15日~4月17日の集計が明らかとなり、宇多田ヒカルの『SCIENCE FICTION』が2,805ダウンロード(DL)で引き続きトップを走っている。  宇多田 … 続きを読む

【先ヨミ・デジタル】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」648.1万回超えで引き続きストリーミング首位走行中 ILLITが続く

J-POP2024年4月19日

 GfK Japanによるストリーミング再生回数レポートから、2024年4月15日~4月18日の集計が明らかとなり、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が6,481,751回で首位を走っている。  4月17日公 … 続きを読む

【先ヨミ・デジタル】BUMP OF CHICKEN「邂逅」1万DL超えでDLソング首位走行中 米津玄師/ミセス最新曲が続く

J-POP2024年4月19日

 GfK Japanによるダウンロード・ソング売上レポートから、2024年4月15日~4月17日の集計が明らかとなり、BUMP OF CHICKENの「邂逅」が11,501ダウンロード(DL)を売り上げて現在首位を走っている。  同曲は、本 … 続きを読む

Willfriends

page top