チャンミン(東方神起)/BoA/SUPER JUNIOR/少女時代/SHINeeら参戦【SMTOWN LIVE IV in JAPAN】レポート到着

2015年7月27日 / 17:28

 韓国の大手芸能事務所・S.M.ENTERTAINMENT。そこに所属するアーティストが集結したアジア最大級の音楽フェスティバル、SMTOWN LIVEが今年も日本で行われた。しかも今回は10万人を動員した7月5日、6日の東京ドームに続き、京セラドーム大阪でも初開催。7月25日、26日の2日間で9万人の音楽ファンが豪華なエンターテイメントショーに酔いしれたのだ。BoA、東方神起のチャンミン、SUPER JUNIOR、少女時代、SHINee、EXOといった人気アーティストそれぞれのパフォーマンスを堪能できるのに加え、このライブ限定のスペシャルコラボが見られるのが、SMTOWN LIVEの最大の特徴。今回も美しいハーモニーが印象的だったカンタとジェイミンによるデュエット「Endless Love」やアンバー(f(x))のシャープなラップにテヨン(少女時代)のセクシーな歌声がからむ「SHAKE THAT BRASS」。SHINeeのテミンとEXOのカイによるスリリングなダンスチューン「Pretty Boy」。SUPER JUNIORのイェソンとEXOのベッキョンがしっとり歌ってみせた日本の名曲「夏の終わりのハーモニー」などバラエティに富んだ内容に。SMTOWN LIVEでしか味わえないトップアーティストの共演に45000人の視線は釘付けになっていた。

 パートナーのユンホが入隊したため、今回は単独での参加となった東方神起のチャンミンも、このスペシャルユニットで大活躍。今やSMTOWN LIVEの定番になりつつある「いちご」では、SUPER JUNIORのキュヒョンといちごのかぶりもので登場。キュートかつユーモラスに歌い踊ったかと思えば、今度は缶詰のかぶりもので、やはりサバのかぶりものをしたEXOのシウミンと韓国のアーティスト・NORAZOの楽曲「サバ」を熱演。ハイテンションな2人のパフォーマンスに満員の客席は大いに盛り上がったのだ。

 そういった楽しい企画の一方、実力派集団ならではのソロステージもタップリ。グループとしての活動だけではなく、ソロデビューも果たしているSUPER JUNIOR-MのヘンリーやSHINeeのジョンヒョン、テミン、そしてSUPRE JUNIORのキュヒョンらが見事な歌唱力を披露すれば、ダンススキルに定評のあるルナ(f(x))、セフン(EXO)、ウニョク(SJ)、ヒョヨン(少女時代)、カイ(EXO)らは、それぞれ個性溢れるダンスで観客を魅了した。またチャンミンは、以前、東方神起のツアーでもソロ曲として選んだことのあるX JAPANの「Rusty nail」を披露。彼ならではの伸びのあるハイトーンボイスで45000人を圧倒したのだ。

 東方神起の楽曲も今回はコラボで。キー(SHINee)、スホ、シウミン、ベッキョン(EXO)と歌った「We Are!」「Somebody To Love」では客席をヒートアップさせ、「呪文(Mirotic)」では、キー、テミン(SHINee)と圧巻のパフォーマンスを披露。さらに「Bolero」は、キュヒョン(SUPER JUNIOR)、チェン(EXO)とドラマチックに歌い上げ、オーディエンスを感動させていた。この楽曲の前に行われたMCで、「みなさんもご存知だと思いますけど、ユノはやるべきことをしに行っちゃいました。僕も、すぐに行く予定です。だから、今回の京セラドームは個人的に特別なステージ。だって、20代のチャンミンにとって最後のドームでのステージになるので、楽しい思い出を作りたかったんです。こんなに温かい大阪に約2年くらい来られないのはすごく寂しいですけど、必ず東方神起の2人で、またこのステージに立ちたいです」と語っていたチャンミン。この日も何度もファンと一緒に「We Are T!」と叫ぶことで、東方神起への愛と今はこの場にいないユンホへの想いを表現していた。2年という月日は、過ぎてしまえば、きっとあっという間。すぐに東方神起として、再びこのステージに帰ってきてくれることだろう。

 約4時間半に及んだライブは、SMTOWN LIVEのテーマソング「HOPE」をアーティスト全員で歌うハッピーな空気感の中で終了。MCに関西弁を取り入れるなど大阪公演ならではの工夫も見せ、初の京セラドーム公演は熱狂の中で幕を閉じだ。BoAも「大阪にも毎年来たいですね!」と言っていたが、それはきっとこの日集まったオーディエンス全員の願いでもあるはず。東方神起はしばらく不在になるものの、今回トリをつとめたSUPER JUNIORをはじめ、他のアーティストも存在感は十分だけに、SMTOWN LIVEの熱狂は、今後も日本で巻き起こり続けるに違いない。

テキスト:高橋栄理子


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