加山雄三、ホールコンサートツアーで全47都道府県53公演を完走

2015年7月27日 / 12:00

7月25日(土)@東京・NHKホール (okmusic UP's)

4月11日に78歳を迎えた加山雄三が、7月25日に東京・NHKホールで「ファイナルホールコンサートツアー『若大将EXPO ~夢に向かって いま~』」のファイナル公演を開催した。

毎年開催していた全国ツアーは“次の夢に向かう”ために卒業すると発表してスタートした本ツアー。2014年9月27日の神奈川・茅ヶ崎市民会館を皮切りに全国47都道府県で52公演のコンサートを開催して、遂にファイナル公演を迎えたこの日。ライブ前に加山雄三が「(最初は)53公演は結構あるなと思ったのですが、全国を1年以内に全部回れたということは嬉しいです」と語り、喜びを表現した。

そしてスタートしたこの日の公演は、78年前に父である上原謙が撮影した幼少期の映像からスタート。「今日は僕の人生を辿りながら音楽を聴いてもらおうと思います」と語ると、スペシャルバンドを従え、自身もギターを演奏しながらテンポよく次々に「お嫁においで」や「旅人よ」などの自身の名曲たちを貴重な写真や映像をプロジェクションマッピングとコラボレーションしながら披露。会場は手拍子や青色のペンライトで彩りを増しいき、素晴らしい空間が広がっていた。

ファイナル公演でも変わらぬパワフルさで会場全体を包み込み、心地の良いペースで「海 その愛」、「この愛をいつまでも」、「サライ」を披露したころには、会場の熱もさらにまして、この日、会場にいたすべての人がひとつに。アンコールで披露した「Dreamer~夢に向かって いま~」では、「みなさんご存知だと思いますが、僕は夢を持っております。今設計している船を完成させて80歳になったら7つの海をぐるっと回りたいと思います。みなさんも夢を持ってこれからも生きていこうじゃないですか。今からでも遅くない!」と語り詰め掛けた満員の会場から大きな拍手が贈られアンコールが終了する。公演終了かと思われたが、この鳴り止まない拍手と大歓声に「ありがとう。じゃあ、もう1曲!」と話しWアンコールに突入。「時を越えて」を披露し、ツアーファイナル公演は大団円を迎えた。

ツアーという形式ではこの日のNHK公演がファイナルとなったが、本人も「音楽を辞めるわけではない。死ぬまで歌えるなら歌いたい、音楽は生涯の親友なので。終わりは始まりのもと」と語っている通り、先日、メジャーデビューを果たしたバンド“THE King ALL STARS”でも78歳という年齢を感じさせない夢に向かって活動を続けていくという。

なお、この日披露された全45曲は、演奏順に収録された『若大将EXPO~夢に向かって いま~Song Library』、2014年8月の日本武道館公演のライブ音源を収録した『若大将EXPO~夢に向かって いま~ 加山雄三 Live in 日本武道館』も発売中である。ぜひ、このCDチェックして “永遠の若大将”加山雄三を体感してほしい。


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