【GIRLS' FACTORY 15】2日目レポート：ももクロ、miwaクロ、色別ユニット、和田アキ子に岸谷香と豪華出演陣乱れ入りの4時間に

　夏恒例のガールズイベント【GIRLS’ FACTORY 15】の2日目が8月4日に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催。ももいろクローバーZ、岸谷香、miwa、桐嶋ノドカ　和田アキ子、3B junior、南明奈らが出演し、4時間にわたって熱演を繰り広げた。

　開演前には百田夏菜子と玉井詩織による＜ももたまい＞による注意事項の影ナレーションが放送。と思いきや、玉井の横にいるのは百田ではなく、チームしゃちほこの安藤ゆずがなりすましていたようで＜ゆずたまい＞と予期せぬコラボ（？）に会場が沸き立った。

　昨日のイベントに続いてフジテレビNEXTにて生中継も行われており、開演時刻と同時にスタート。まずステージに登場したのは岸谷香だ。「世界でいちばん熱い夏」イントロが流れると百田夏菜子が登場。プリンセス プリンセスの名曲を2人で歌唱。すると曲後半にはチームしゃちほこの大黒柚姫が乱入し、3人でのパフォーマンスに。百田はこの乱入を知らなかったようで、驚いて困惑の表情。続けて岸谷のみで「ハッピーマン」と6月にリリースしたばかりの新曲「DREAM」を披露。そして、「次はプリンセス プリンセスの「M」をやるんですが、ももクロの「M」2人を呼びましょう！」と百田と有安杏果を呼び出し、3人で熱唱。岸谷も2人の熱演に「上手だよ！」と絶賛。続けて、「最後にもう1人ともコラボを！」と佐々木彩夏を招いて6月に19歳の誕生日を迎えた彼女にぴったりの「19 GROWING UP」をデュエット。するとまたしてもしてイベントのオープニングを飾った。

　ステージの転換中には、この日のMCを務める南明奈が岸谷香のインタビューを実施し、会場のスクリーンに映し出される。そして、色別ユニットのコーナーに突入。まず登場したのは佐々木彩夏（ももいろクローバーZ）、星名美怜（私立恵比寿中学）、安藤ゆず（チームしゃちほこ）による＜チームわたあめ＞だ。彼女たちは松浦亜弥の「▽桃色片想い▽」（※▽はハートマーク）カヴァーをキュートにパフォーマンスし、早速会場を魅了。そのまま「七色のスターダスト」になだれ込み、ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学、チームしゃちほこ、3B juniorのメンバーが続々と登場。イベントスタートから30分を待たずにフィナーレ感たっぷりだ（笑）

　当然、終わるはずもなく、この日の特別ゲストとして、和田アキ子が呼び込まれ、有安杏果と共に「古い日記」を熱唱。和田の迫力ある歌声に負けじと、有安も“小さな巨人”の異名は伊達じゃない！と、息のあった歌唱を聴かせた。和田は6月にリリースしたファンキーナンバー「晴レルヤ」を披露、コーナーサイドは「若い子たちと一緒にやれて嬉しい。刺激がもらえます。ありがとう！」と語り、再び登場した有安と共に「あの鐘を鳴らすのはあなた」をデュエット。大御所ながらきちんと有安を引き立てる歌唱に脱帽だ。

　続いて登場したのは先週メジャーデビューしたばかりの桐嶋ノドカ。そのデビュー作に1曲目に収録されている「風」と、先日フジテレビNEXTで放送された『あたしの音楽』内でも披露したシーアの「シャンデリア」を熱唱。その伸びやかな歌声に会場中のオーディエンスが息を呑んだ。圧倒された所でまさかのももいろクローバーZと「猛烈宇宙交響曲・第7楽章「無限の愛」」のコラボパフォーマンスへ。先ほどまで「シャンデリア」を歌い上げていた彼女がももクロメンバーと歌って踊る姿にまたしても驚かされてしまった。

　そんな驚き続きのステージに続いて小南泰葉が登場。1曲目「傷」をスタートさせたかと思うと演奏をストップし、「皆さんの痛みに寄り添えますように」と語り、会場の空気を掌握。そこから一気にエモーショナルに歌い上げ観る者の引き込んだ。そして、「3年目にしてコラボすることになりましたー！」と、佐々木彩夏を呼び込むと、「だってあーりんなんだもーん☆」へ突入。またしても前曲とのギャップに完全に打ちのめされることに。佐々木もフジテレビNEXTの番組『坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT』で練習した成果をエレキギターで披露。小南も“あーりん”を“こみなみん”に変え、初のももクロとのコラボを満喫していた。

　予想外2連続に続いては、スターダストの若手部隊、3B juniorが登場だ。この日は25人のメンバーが登場。一番の大所帯とあってステージの見ごたえも抜群。ある意味、昨日、今日と出演したアイドルグループの中で、最も“現代のアイドルらしい”姿なのかもしれない。彼女たちは、「Fragile Stars」、「恋メラ」、「勇気のシルエット」の3曲をフレッシュに展開。会場に集まったスターダストアイドルファンたちに印象を残していった。

　再び色別ユニットのコーナーとなり、玉井詩織（ももいろクローバーZ）、小林歌穂（私立恵比寿中学）、伊藤千由李（チームしゃちほこ）、清井咲希（たこやきレインボー）による＜イエローサミット＞が登場。カヴァー曲が続く中、選曲されたのは、まさかの金沢明子「イエロー・サブマリン音頭」。予想の斜め上をゆくパフォーマンスの上手さはスターダストアイドルの強みだろうか、きっちりまとめあげ、会場も異様な盛り上がりを見せた。続いては百田夏菜子（ももいろクローバーZ）、秋本帆華（チームしゃちほこ）による＜チームアカレンジャイ＞。百田が大好きだったというダウンタウンのコントから取られたというチーム名とは裏腹に、披露したのは美空ひばりの名曲「真っ赤な太陽」。バンドの音楽監督 武部聡 志のピアノのみで見事なハーモニーを聴かせた。

　2日間にわたって登場した色別ユニットを締めくくるのは、オレンジ色だ。メンバーは柏木ひなた（私立恵比寿中学）と、ももいろクローバーZとのコラボで担当カラーが枇杷色となっているmiwaによる＜チーム枇杷色＞だ。2人はmiwaの「ONENESS」を披露し、オーディエンスを巻き込む大合唱を巻き起こした。

　ここから私立恵比寿中学とチームしゃちほこを呼び込み8月19日にリリースする新曲「ストレスフリー」をコラボパフォーマンス。タオル回して大盛り上がりとなった会場を見ながらmiwaも「これぞGIRLS’ FACTORY！コラボできてよかった！」と喜びの一言。そして、miwaコーナーに突入し、「ヒカリへ」「君に出会えたから」と人気曲を連続投下。「希望の環 (WA)」中盤で、ももいろクローバーZが登場し、コラボユニット、miwaクロに。有安とシンディ・ローパー「トゥルー・カラーズ」のカヴァーをデュエット。続いてvineでも話題となった「あーりんとmiwaちゃんは反抗期」をキュートに披露。これには会場も大熱狂。そして、miwaがももいろクローバーZに提供した楽曲「いつか君が」をセルフカヴァーバーションでパフォーマンス。

　いよいよイベントも終盤となりももいろクローバーZのコーナーへ。「青春賦」「My Dear Fellow」を作曲者、しほりをピアノに迎えコラボパフォーマンス。ここから「ミライボウル」、「ワニとシャンプー」、「労働讃歌」、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」、「Link Link」とキラーチューンを続々と披露していく。メンバーも生演奏のバックはお手の物とオーディエンスを狂乱状態に導いていく。百田から「会場盛り上げて下さいよ」の依頼に高城の煽りが炸裂する中、「Chai Maxx」、「コノウタ」を熱唱。佐々木の「まだやってない曲あるよね？物足りないよね！？」という呼びかけから「行くぜっ！怪盗少女」へ。メンバー名乗りパートでは、ダウンタウンももクロバンドも含まれ、“Are you ready 番号”パートでも18まで伸び、会場も大喜び。そのまま出演者らが登場し、ラストは「走れ！」でフィナーレ。2日間によるガールズイベントを大合唱で締めくくった。

　【GIRLS’ FACTORY 15】は8月3日、4日の2日間にわたって開催。イベントの模様はフジテレビNEXT、フジテレビNEXT smartで生放送を実施。更に9月にはイベント完全版として各日5時間の番組再放送も予定している。

Photo：©Ayumi Fujita

◎【GIRLS’ FACTORY 15】
＜DAY1＞
2015年8月3日（月）東京・国立代々木競技場第一体育館
出演：私立恵比寿中学、チームしゃちほこ、てんかすトリオ、ねごと、坂本冬美
opening act：たこやきレインボー、
ＭＣ：玉井詩織
生演奏：ダウンタウンももクロバンド
＜DAY2＞
2015年8月4日（火）東京・国立代々木競技場第一体育館
出演：ももいろクローバーZ、岸谷香、miwa、桐嶋ノドカ、和田アキ子
opening act:3B junior
MC：南明奈
生演奏：ダウンタウンももクロバンド

◎番組情報
『GIRLS’ FACTORY15 完全版』
＜DAY1＞9月7日（月）20:00～25:00
＜DAY2＞9月8日（火）20:00～25:00